出版社内容情報
博奕にはまり込んだ若衆を堅気に戻したいと頼まれ、思案の末に一代一作のにせさいころで勝負をかける、からくり細工師・六助の「半可打ち」など、珠玉の時代短編七話を収録。市井に息づく”闇の仕事師“の心模様を巧みな筆致で描いた傑作小説集!
内容説明
江戸で、もつれ、絡みついた糸をほどく行商をはじめるが、ひょんなことから自身の絡んだ過去をほどくことになる「ほどき屋お絹」。博奕にはまり込んだ若衆を堅気にもどしたいと頼まれ、思案の末に一代一作のにせ賽子で勝負をかける、からくり細工師・六助の「半可打ち」など、時代短編七話を収録。市井に息づく“闇の仕事師”の心模様を巧みな筆致で描いた傑作小説集。
著者等紹介
羽太雄平[ハタユウヘイ]
1944年、台湾生まれの東京育ち。広告会社社長を経て、89年に「完全なる凶器」で「小説CLUB」新人賞を、91年に『本多の狐』で時代小説大賞を受賞し、作家となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。