出版社内容情報
鞍馬山に住まう明国帰りの医術師・寿海は、薬草を採集中にもののけに襲われた。そのとき、川上から流れていた赤子を拾ったが、その赤子は生まれながらに四肢が喪失していた。今、手塚治虫『どろろ』百鬼丸が小説として甦る! 文庫書き下ろし
内容説明
鞍馬に住まう明国帰りの医術師・寿海は、薬草を採集中に突如もののけに襲われた。そのとき、川上から漂流した赤子を拾ったが、その赤子は生まれながらに四肢を喪失していた。磐座大明神の加護によって難を逃れた寿海は、赤子を百鬼(幼名・鬼若)丸と命名し、恩師・瑤陀の教える念動力によって鬼若丸の機能を発現させるために懸命の医術をほどこす…しかし百鬼丸には呪われた出生の秘密が隠されていた。
著者等紹介
鳥海尽三[トリウミジンゾウ]
1929年、北海道生まれ。日本大学芸術学部映画科在学中から映画・テレビの脚本を執筆する。’64年、虫プロ文芸部に所属後、竜の子プロダクションに移り、「昆虫物語みなしごハッチ」や「科学忍者隊ガッチャマン」などを制作。’00年、日本シナリオ作家協会よりシナリオ功労賞を受賞する
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