学研M文庫
女将軍伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784059000242
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

反乱があいつぎ、乱れに乱れた中国・明の時代。荒ぶる男たちを蹴散らし、戦場を駆け抜けた一人の女がいた。本書の主人公・秦良玉は、夫のあとをついで宣撫使の職につき、一生を国と戦場に捧げた。武人として正史に名を残した女将軍の生涯。   高校~一般

内容説明

外に女真族の脅威、内に反乱の恐怖をかかえる斜陽の大国・明。その動乱の世に、荒ぶる男たちを蹴散らして、戦場を駆け抜けるひとりの女がいた。名は秦良玉。古今東西並ぶもののない女将軍である。幼少の頃より文武両道に秀でた良玉は、夫の死後、幼い息子にかわって石〓宣撫使の職を継ぎ、理不尽な権力に翻弄されながらも、国家と戦場にその一生を捧げるのだった。

著者等紹介

井上祐美子[イノウエユミコ]
1958年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部卒。1990年『虹の瞳きらめいて』で作家デビュー。91年の『長安異神伝』で注目を集め、中国ヒロイックファンタジーといわれる新しいジャンルを切り拓いた。中国史への造詣の深さと、豪快な筆使いには定評がある。著書はほかに『五王戦国志』『桃夭記』『柳絮』『紅顔』『海東青 摂政王ドルゴン』など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

4
明末期の女将軍秦良玉を描いた作品。女性で唯一正史に列伝があるとか。女ながら夫ともに戦場に立つも、夫は冤罪で殺され、兄弟、息子、嫁がみな戦死していくも戦い抜いた女性。夫を思いながら将として立つ姿は格好いいところ。滅びそうな国は自ら滅びの道を進むなあと改めて思った。知らない武将ということもあり、面白く読めた。2020/02/26

ホームズ

4
滅びゆく明の国の話。知らない歴史の話は結構好きなので楽しめたかな(笑)少し浅い感じもしましたが(笑)2010/07/15

雪野きずな

1
再読3回目。何度読んでも面白い。新刊も出して欲しい。2017/08/01

雪野きずな

1
永久保存版。また今度読もう。2017/01/21

オイコラ

1
夫、兄弟、嫁、息子。みな戦いの中で先に逝き、それでも戦い続ける。これが実在の人の話とは。多くのものを失って期待ばかり背負わされて退くこともできなかったのかもしれないけど、この小説からは毅然として立ち続ける女性の姿が見えるようだ。2014/11/11

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