出版社内容情報
料理の味を決めるのは「塩味」です。塩味がきいていないと味がぼやけて、何か物足りず、おいしいと感じられません。適正量の塩は食材の隠れたおいしさを引き出すので、塩だけでもおいしく食べらます。「料理の味つけは塩だけでいい。シンプルな塩味が素材の味を生かします」というのが、長年料理を続けてきた著者の考え方です。
スーパーには色とりどりの調味料があふれていて、思わず手に取ってみたものの使い切れなかった、なんてことはありませんか? 塩さえあれば、おいしくなる、そんなシンプルな調味を覚えましょう!
【主なコンテンツ】
★最初に覚えておきたいこと★
■塩味の基本は1%弱。血液と同じくらいの塩分を、人はおいしいと感じます
■塩にいい塩も悪い塩もない。自分の基準の塩を決めよう
■塩味を豊かにする相棒は、酸味、油分、香り、うまみ
1:肉には調理前に1%弱の塩をすり込む
・鶏むね肉のレモンバターソテー
・豚ロースステーキ きのこソース ほか
2:魚には多めの塩をふり、1%弱の塩が残るように洗い流す
・ぶりの黒酢煮
・たらのフライ ほか
3:水っぽくなりがちな野菜炒めは、塩油で炒める
・小松菜のしょうが炒め
・パプリカの塩にんにく炒め ほか
4:あえものをおいしくするには、塩をきかせた湯で野菜をゆでる
・アスパラガスの塩オリーブ油あえ、しらすのせ
・もやしとにらのナムル ほか
5:野菜サラダのドレッシングは1:2:1/4が黄金比
・きゅうりとミントのサラダ
・蒸しなすのサラダ ほか
6:野菜を2%の塩でもめば浅漬けの完成
7:炊き込みご飯は、和洋中どれも3合で塩小さじ1
・鶏肉とれんこんの塩だし炊き込みご飯
・ビリヤニ風炊き込みご飯 ほか
8:汁ものは0.5%強の塩で味つけ
・ペイザンヌスープ
・野菜と豆腐のすり流し ほか
【目次】