教育ジャーナル選書<br> はなれていても、だいじょうぶ―今こそ伝えたい、院内学級で教員として学んだこと

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教育ジャーナル選書
はなれていても、だいじょうぶ―今こそ伝えたい、院内学級で教員として学んだこと

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784058011980
  • NDC分類 378.4
  • Cコード C3037

出版社内容情報

ホスピタルクラウンとしても活躍している筆者が、院内学級で子供達や同僚教員、医療従事者、保護者等との関わりを通して学んだことを語ります。きっとそれは、コロナ禍で長期間学校に通えなかった、子供達や、子供達に寄り添う、大人達にも役立つはずです。

目次

第1章 病気の子どもと学校(病気による「困難」を抱えた子どもたち;教育と医療が関わるために―隙間に落ちてしまう子がいないように ほか)
第2章 病気の子どもと社会(「こどものホスピスプロジェクト」―居場所と架け橋;欠席の連絡が入りました―病弱教育と貧困 ほか)
第3章 今を生きる…喪失と回復(笑いと健康―なぜ笑うのですか?;「今」に向き合う1―傷つきのある子どもの自尊感情を育むために ほか)
第4章 教師としてできること(その関わりは誰のため?―先生がおいしいところをもっていかないで!;「助けて」「手伝って」と言えるために―援助希求 ほか)
第5章 教師、保護者、きょうだいのケア(いのちの授業をさせていただいて―子どもたちから教わったこと;危機的な状況での子どもとの関わり―教師だからできること ほか)

著者等紹介

副島賢和[ソエジママサカズ]
昭和大学大学院保健医療学研究科准教授。昭和大学附属病院内学級担当。1966年、福岡県生まれ。都留文科大学卒業後、25年間都内公立小学校教諭。99年、都の派遣研修で、東京学芸大学大学院にて心理学を学ぶ。06年より品川区立清水台小学校教諭・昭和大学病院内さいかち学級担当。学校心理士スーパーバイザー。14年より現職。ホスピタルクラウンとしても活動。ドラマ『赤鼻のセンセイ』(日本テレビ/09年)のモチーフとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まい

31
元小学校の教師で院内学級の先生。副島先生の本を読んでいると先生の声が聞こえてきます。子供の死亡原因、一位不慮の事故、二位は、自殺。辛いときは、助けてと言って!子供だけでなく大人も、助けてって言って。2020/09/21

まこ

1
ホスピタルクラウンをされている副島さんの体験談。学ぶことは生きることをテーマに病院で過ごす子ども達のことが描かれている。人はなぜ笑うの?という質問に「心があるから」「人がいるから」「楽しいから」と答える子ども達。元気な子どもも、病院で病気と向き合っている子どもも幸せにと願わずにはいられません。2020/12/03

Go Extreme

1
学ぶこと=生きること 当事者意識:視点を変え物事見る・想像・感情を大切に 悲哀の課題:喪失の事実を受容・喪失の苦痛を経験・亡くなった人不在の環境に適応・亡くなった人を情緒的に再配置→生活に注力 偽りのインセンティブ(報酬)ソーシャルワーク:人間の内在的価値と尊厳の尊重・危害を加えない・多様性の尊重・人権と社会正義の指示 スクールソーシャルワーカー 笑いと健康 楽しい時間・日常・生きている証し ヘルスケア・クラウン 子ともの喪失 助けてと言えない=援助希求:行動・認知・感情 今日=だれにとってもはじめての日2020/10/18

Yusuke Kitada

1
院内学級をめぐる子供、保護者のケアについて考えさせられる本だった。2020/09/15

surf

0
生きていく上での問いに対する唯一の答えはないだろう。本書の中にはそのような場面に直面したときのことが、エピソードとして提示されている。しかし、そのときに筆者がどのように答えた、対応したかはあまり記されていない。唯一無二の解答も、適切なものも、ないことはわかっているだけに、もどかしい。「ひとりじゃないと思えたら、ひとりでいることもできる」には納得。自問自答しながら、寄り添っていきたい。図書館の本。2021/01/17

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