35人の演奏家が語るクラシックの極意

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784058009970
  • NDC分類 762.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

国際舞台の第一線で活躍するアーティストへの取材を通じて見えてくる彼らの素顔。それは、ひたむきで真摯な人間像である。様々な試練を乗り越え、克己して今日の名声を確立した彼らの確信に満ちた言葉の数々は、読む者に生きる力、勇気を与えてくれる。

内容説明

取材経験豊かなヴェテラン音楽ジャーナリストが深い信頼と共感の中で演奏家に聞く「音楽の力」。

目次

ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ミロシュ・カラダグリッチ(ギター)
エドガー・モロー(チェロ)
プラシド・ドミンゴ(バリトン&指揮)〔ほか〕

著者等紹介

伊熊よし子[イクマヨシコ]
音楽ジャーナリスト、音楽評論家。東京音楽大学卒業。レコード会社、ピアノ専門誌「ショパン」編集長を経てフリーに。クラシック音楽をより幅広い人々に聴いてほしいとの考えから、音楽専門誌に限らず、新聞、一般誌、情報誌、WEBなどに記事を掲載。アーティストへのインタビューの仕事も数多く、最も多い年で年間74人のアーティストに話を聞いている。クラシックは「生涯の友」となり得るものであるという信念のもとに、各アーティストの演奏、素顔、人生観、音楽観を自分の言葉で人々に伝えることに全力を傾けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

41
音楽ジャーナリスト伊熊よし子氏がインタビューした来日アーティスト35名の人となりと音楽についての素描集。YouTubeを聴きながらとても楽しく読めた。メナヘム・プレスラーはYouTubeをざっと見たら私の大好きなモーツァルトのP.con.23番の2楽章がお好みの様で我が意を得たり!アンドレアス・オッテンザマー、父エルンストはウイーン、自らは若くしてベルリンのクラトップ、凄い音楽一家。ラン・ランはアーノンクールからモーツァルトをテルミカーノフからラフマ2番、サヴァリッシュから同3番を学んだと。贅沢千番。2023/07/20

trazom

28
20年前、同じ著者の「クラシック貴人変人」という書物では、33人の巨匠たちのインタビューだったが、その頃と較べると、演奏家は、一様に真面目で常識的な人種になったような印象がある。35人中、私が実演を聴いたのは22人だけだが、演奏家が発する言葉と演奏そのものとが大きく異なる人を発見するのは、面白い。怪我のあとのチョン・キョンファさんの心境の変化、実はシャイなファジル・サイさん、思いのほか俗っぽいミシェル・コルボさんなどの姿を知った後で、もう一度その人の演奏を聴いたら、音楽が違って聴こえてくるような気がする。2019/05/31

sakase

4
インタビュー集。 カラヤンは本当のカリスマだった。2019/10/31

月華

4
図書館 新聞で見て借りてみました。これだけ肯定的に書かれていると演奏を聞いてみたくなります。演奏家プロフィールは最後にまとめて。エピローグにインタビューをするときの心構えが書かれていました。プロの矜持がつまっているように思いました。2019/09/05

すももんが

3
ピアニストのエリソ・ヴィルサラーゼが、子どもの頃にシューマンの「子どものためのアルバム」を楽しんで弾いていた話や、チェンバロ奏者のジャン・ロンドーの、チェンバロとの出会いやバッハ作品への向き合い方など、様々な楽器奏者や指揮者たちの人間性がよく伝わるインタビュー集。個人的に好きなピアニスト、エフゲニー・キーシンのインタビューもあって嬉しい。キーシンは大変な読書家で、ゴーゴリやチェーホフを愛読しており、またいつもポケットに詩集を忍ばせているという。そんなキーシンの人柄を思いながら、今夜は彼のシューマンを聴く。2020/01/13

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