出版社内容情報
特別支援教育現場において、ICTを指導・支援に生かすノウハウを事例と共に紹介。学びにくい子どもの困難を学校で解消できる特別支援教育現場において、ICTを指導・支援に生かすノウハウを事例と共に紹介。在学中に、通常の方法では学びにくい子どもが学校で自分なりの学び方を見つけ、学校内外でその能力を発揮できるようにし、将来も役に立つICTを活用する力をつける。
佐藤里美[サトウサトミ]
監修
内容説明
読み・書き・生活スキル・コミュニケーション・主体性・自己肯定感。気になるあの子の指導法がきっと見つかる!いつもの授業にプラスする子どもを伸ばす最新ICT教育。
目次
1 読み・書きの指導と支援(全く読めない状態からの文字の学習―自発的な言動の少ないAくん;言葉を発せない子からのシンボルや文字での発信―発語はないが、伝えたいことがたくさんあるBさん;下学年の学習を強く拒否する子への読み・書き指導―読み・書きに強い苦手意識のあるCくん ほか)
2 生活の指導と支援(交流学級で安心して過ごすための環境づくりと教材の工夫―自信のなさから交流学級の友だちと関わりをもてないIくん;デジタル教科書で予習して生活スキルを獲得する―手先が不器用で初めてのことに固まってしまうJさん;不登校生徒に学習の見通しと自信をもたせる―学習の遅れと対人関係に困りのあるKくん ほか)
3 コミュニケーションの指導と支援(交流学級での学びと障害理解の啓発―中等度の難聴で、交流学級でのやり取りに苦労しているQくん;「見える工夫」で周囲との関係も見えてくる―自分に自信がもてず能力が発揮できないRさん;「意味がわかる言葉」が増えれば、会話のキャッチボールができる―発語は多いが会話のやりとりが難しいSくん ほか)