出版社内容情報
現代サッカー最新の面白観戦ポイント、ボールを奪いにいく「プレス」対ボールをつないで攻める「ビルドアップ」を、詳細に解説。
内容説明
奪うか!?握るか!?ゲームを左右する最先端対決。トップチームの攻防を大研究。相手のハイプレスをいかに外してビルドアップしていくか。あるいは攻撃側のビルドアップに対していかにプレスするか。
目次
レアル・マドリード―インサイドハーフが下りてSBを上げるビルドアップ
バイエルン―個の力でつないでサイドへ展開
ナポリ―「間」へのパスを活用する
ユベントス―ボヌッチの配給力と1人1人の守備範囲の広さ
バルセロナ―理詰めのビルドアップ
ドルトムント―4‐4‐2のハイプレスに対する3‐5‐2の構図
モナコ―教科書のような4‐4‐2
アトレティコ・マドリード―片側サイドの攻守
セビージャ―規則性と不規則性の組み合わせ
チリ代表―ハイプレスと丁寧なビルドアップ
戦術ラボまとめ
プレスとビルドアップに必要な個人技術
著者等紹介
西部謙司[ニシベケンジ]
1962年9月27日生まれ、東京都出身。早稲田大学教育学部を卒業し、商事会社を経て、サッカー専門誌『ストライカー』の編集記者に。95年から98年までフランスに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。02年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
25
ジャーナリスト西部謙司2017年出版著作。UEFAチャンピオンリーグ・ベスト4チームの具体的なプレス・ビルドアップの具体例が書かれてる。キーパーへのハイプレス等(パスコースを切る入り方)基本的な考え方を学べた。ただ実例列挙が多すぎて途中からあいてしまったところも。これだけ実例を挙げた以上もうすこし監督の戦略の違い等をまとめたものが欲しかった。多くのビルドアップ実例を見て感じたことはドリブル出来ることが守備システム破綻をもたらすこととロングパスの有用性。キーパーからのビルドアップが本当に良い戦略か疑問も。 2022/12/27
ゲオルギオ・ハーン
16
プレス(敵チームがボールを持っている時にプレッシャーをかけたり、パスコースを閉ざすこと)とビルドアップ(ボールを敵陣へと運んでいくこと)をキーワードに2016-17の欧州チャンピオンズリーグのベスト8のチームとセビージャ、チリ代表の試合を紹介した一冊。『戦術ラボ』というシリーズで、戦術解説風に著者が各チームの印象に残ったプレイや連携を図を使いながら書いています。スポーツジャーナリストだけあって試合の様子を書き出すのは上手いです。2020/12/19
ホリエンテス
1
CLでの試合を基にした各チームのプレスとビルドアップ戦い。どちらのチームとかではなくチーム内で使う時間帯が違うし、選手そのものも違うから同じプレスと言う意味でも全く異なる。 サッカーはチームプレイとはよく言うけど、選手間でのイマジネーションの共有がこんなプレイにつながるんだな。面白い。2020/04/04
アーキー
0
★★★☆☆ 722021/07/10




