理想のために戦うイングランド、現実のために戦うイタリア、そしてイタリア人と共に戦う日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 480p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784058000564
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0095

出版社内容情報

元イタリア代表でイングランドのクラブでの監督経験もある著者が、両国サッカーの違いから文化論まで面白く解説する。

元イタリア代表でイングランドのクラブでの監督経験もある著者が、両国のサッカースタイルの違いをもとに、幅広いサッカー論や文化論・ビジネス論を展開する。また、日本人読者のために日本サッカーとイタリアサッカーとの親和性にも言及する。

内容説明

ジャンルカ・ヴィアリ(元イタリア代表FW・元チェルシー監督)が語る、ザッケローニの原点、そして日本サッカーの目指すべき未来。往年の名FW・名監督ヴィアリと、イギリスのトップジャーナリスト・マルコッティによる、欧州で大反響を呼んだ本格サッカー論。戦術・文化・社会論など、多角的見地からサッカーを斬る。

目次

第1部 フットボール選手(最初のキック;変わりゆく時代:豊かさの犠牲者 ほか)
第2部 監督(誰でもできる仕事?;指導者はどこからやって来るのか? ほか)
第3部 その他の人々(大金を追いかけて:スコアをつけるための手段?;ボスマン判決後のパワーバランス ほか)
第4部 変わったイタリア、変わらぬイングランド、そして変わりゆく日本(天国と地獄。激動を乗り切ったイタリアのフットボール界;変わったイタリア、変わらぬイングランド ほか)

著者等紹介

ヴィアリ,ジャンルカ[ヴィアリ,ジャンルカ] [Vialli,Gianluca]
1960年イタリア生まれのサッカー選手。1990年代に、ユベントスなどのクラブチーム、またイタリア代表チームでストライカーとして活躍。UEFAチャンピオンズリーグ等のタイトルも獲得。その後、イングランドのチェルシーに移籍し、同クラブなどの監督を歴任。現在はサッカー解説者として活動中

マルコッティ,ガブリエル[マルコッティ,ガブリエル] [Marcotti,Gabriele]
イングランド在住のイタリア人ジャーナリスト。イタリアに生まれ、以後、アメリカ、ポーランド、ドイツ、日本などに在住。豊富な経験に裏づけられた独自の視点の面白さと、取材力の高さには定評があり、ヨーロッパではトップジャーナリストの一人として位置づけられている。著書(共著)『理想のために戦うイングランド、現実のために戦うイタリア、そしてイタリア人と共に戦う日本人』はスポーツ書籍分野でイギリスで最も権威のある賞、「ウィリアム・ヒル・スポーツ・ブック・オブ・ジ・イヤー」にもノミネートされ、2006年度の最終選考にまで残った

田邊雅之[タナベマサユキ]
ジャーナリスト。元「スポーツ・グラフィック・ナンバー」(文藝春秋)欧州サッカー担当デスク。現在はフリーランスとして「ナンバー」等の媒体で執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランフランコ

6
元有名サッカー選手の著書だが多岐にわたって色々分析しており読み応え十分の1冊。イタリア(ラテン系)は合理的で戦術的。イングランド(アングロサクソン)は真面目でフィジカル重視。ということらしい。ラテン系はいい加減だとばかり思っていたし、アングロサクソンが真面目に監督の言うこときくようなイメージも無かったが。今はプレミアリーグが栄華を誇っているが、なんかセリエAの方が味わい深い気がするんだよね。この本読んでるとなんとなくその感想は間違って無いように思えてくる。イタリア人の方が居残り練習するらしい。これも意外。2022/02/28

冬憑……(ふゆつき)

2
まずこの本を読む時の1番のポイントは、著者はイタリア人であるという事。いや勿論イングランドでも仕事をなさったのは重々承知ですが、もう読んでるといかにイタリア人がサッカーに真剣で、ファンタジーの世界に生きてるイングランドとは違うんだよ!感がヒシヒシと伝わりまして、何度も挫折しかかりました。現場の方々は真剣でしょうが、ただの1ファンとしては、フィールドに夢を見たい。戦術で討論するにしても、笑いながらやりたい。イタリアサッカー界の事情を知らないのでもう少し勉強したいとは思うが、私には合わない本でありました。2015/04/24

グッダー

1
フットボールを考える上で大切なのは、フィールド上の事象だけでなく、フィールド外の事象も見て考えることが大切だ。戦術やルールと同じくらい、社会的な背景や経済的背景がフットボールにおいて、影響を与えるということをサッカーを考える上で欠かしてはいけない。2016/03/08

すずき

1
なんでいまさら出したのか。サッカー書籍が売れてるからだし、ザッケローニをフックにすりゃあ何とかなると思ったんだろう。その狙いからして微妙(だってザックのこと書いてないもん)だけど、中身は割とオモロい。ヴィアッリはサッカー選手としては突出した知恵者で、社会人としてのバランス感覚も備えた稀有な人材だからだ。でも、7年前の本だから色々古い。そして冗長。古いトコと観念論は全部カットして、980円で出すべきだったと思う。よほどのカルチョマニアじゃなきゃ理解できないよこれ(=ザックをフックに読む人には無理ゲー)。2013/07/16

とめ

0
選手、監督として活躍したジャンルカ・ヴィアリが見たイタリアとイングランドのサッカーの違いについて。両国がどの様にフットボールを捉えているのか。サポーター、マスコミ、審判、などピッチの中だけではなくフットボールの世界全てについて学べる歴史書と言えるかも。 ページ数はがっつり480ページ。濃密です。固い文章なので読み切るのは大変でした。2013/10/09

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