出版社内容情報
術中の脳波波形は、患者の状態や外科手術の種類、投与している麻酔薬など、複雑に絡み合って変化する。BIS値だけではなく、脳波波形を観察することで、より安全な麻酔管理ができるようになる。難しそうな脳波モニタリングの極意を、やさしく解説した1冊。
1章 BIS神話の崩壊
BISモニター
BIS神話の崩壊
麻酔薬を投与すると脳波はどうなるのか
2章 全身麻酔のモニタリングと脳波の立ち位置
全身麻酔の3要素
鎮痛と鎮静をあわせるとどうなるか
術中脳波モニターの現在の立ち位置
術中覚醒はいつ起きるのか
3章 全身麻酔中の脳波をはじめからていねいに
脳波とは
脳波速度による波形の分類
全身麻酔をすると脳波はどうなるか
4章 日本で使える処理脳波モニター
処理脳波モニター
各種指標値
センサーは、どこに装着する?
5章 各種麻酔薬と脳波
脳波により効果がわかる麻酔薬は何か
麻酔薬別の脳波・DSA
麻酔深度の調節法
麻酔深度モニターでの異常値の対応
術中覚醒・深麻酔とアウトカム
6章 術中脳波モニタリングの実践
術中脳波モニタリングの実際
麻酔導入前~準備と基準波形の確認~
麻酔導入時~意識消失過程のモニタリング~
麻酔維持中~適切な麻酔深度の評価と調節~
麻酔覚醒時~安全な覚醒の確認~
7章 小児と高齢者の術中脳波モニタリング
小児の脳波発達と年齢別特徴
麻酔薬ごとの小児の脳波波形の要点
術中脳波モニター指標と小児・高齢者への適応
小児と高齢者における術中モニター活用の限界
8章 エピローグ
脳波で鎮痛はモニターできるのか?
【目次】



