出版社内容情報
AI時代の生き方について考える本。AIとは何か、AIの発展によって社会はどう変わるか、みにつけるべきデジタルリテラシーは何か、などをわかりやすく説明する。授業に活用できる未来の考え方ワークシート付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
166
AIの世界へ。改めて読むと考えることが多い。人間とは何か、感情とは身体とは、それを結ぶものは何か。今に至るまでの流れがわかる入門書。発明は善にも悪にも使用される。どちらが勝るかは人類次第だろう。この先に何を望むのか、よりよい社会となるのか。犯罪の抑制、生活の補助、あらゆる分野で開発は進むが、便利になるほど新たな問題は出るだろう。AIは過去から学習するが、その情報から偏見や差別を排除することはできない。結果判断されたものは、私たちが望むものとは限らない。正しさは一つではない。進む未来は誰の価値観なのだろう。2025/01/13
ふじ
18
AIについての知識はディープラーニングの出たてまでで止まっていたので、生成AIや自然言語AIがここ数年で出てきたことを考えると、進歩が著しい。その最新情報を、実際に頭を使いながら知ることができる良書。特に「使った上でどう未来を作っていくか」までスポットがあたっているところが実用的だと思います。ただ、いよいよ人間はハイスペックが求められるのだなと思うと、これからの子どもたちは大変だなとも。#NetGalleyJP2025/01/03
りらこ
17
AIは自分の生活にどの程度はいりこんでいるのか、もはやわからない。意識して使うのは、生成AIの画像を作ったりするときだけ。 という私が読んで目から鱗が落ちまくった。 特にAIによって偏見が助長されるケースがあること、社会の偏見がAIに反映されてしまうことは全く知らなかった。 データの蓄積がAIの脳を作るのであれば、そのデータの構成要素に社会に蔓延する偏見の要素が入っているならば、それを正としてAIが選択するのは当然であろう。そのような視点への意識を常に持つことって大切だ。 2025/01/04