• ポイントキャンペーン

ザ・ペンシル・パーフェクト―文化の象徴“鉛筆”の知られざる物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 166p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784054067172
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0058

出版社内容情報

デジタル全盛の現代、ともすれば忘れ去られてしまいがちな筆記具“鉛筆”――その誕生からの歴史をたどり、文化の象徴として果たしてきたその役割・価値にあらためて光を当てて再検証を試みた力作! この一冊で鉛筆のすべてがわかる!!

内容説明

鉛筆は時の試練に耐えていまもそこにある。黒鉛の発見から、ファンシー鉛筆が店頭に並ぶ現在に至るまで、世紀をまたぐ壮大な物語が紡がれてきた。鉛筆の目利きとして知られるキャロライン・ウィーヴァーの文章に、オリアーナ・フェンウィックによる手描きの鉛筆画が添えられ、慎ましくも力強い筆記具の歴史が明かされる。『ザ・ペンシル・パーフェクト』で語られるのは実体を伴う鉛筆。人類がその黒鉛芯で自分たちの物語を記すように、自らの物語を丹念につくりあげる道具の姿なのだ。

目次

1 16/17世紀(グラファイト(黒鉛)の発見
木軸鉛筆の登場)
2 18世紀(争いの果てに生まれたものは…;ファーバーカステル社の創設 ほか)
3 19世紀(アメリカ生まれの黒鉛;ジョゼフ・ディクソンの功績 ほか)
4 20世紀(スイス品質;消えない鉛筆 ほか)
5 21世紀(日本の逸品;ブラックウイングの復活 ほか)

著者等紹介

片桐晶[カタギリアキラ]
翻訳家。児童書からビジネス書まで幅広いジャンルをこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

10
映画などで万年筆で書いている光景は目にするけど、鉛筆って使われてたっけ?万年筆に比べたら扱い軽いよね?それもしかり、鉛筆は実は使う人を選ぶ道具なのだ。それを使って文字や絵をしたためることの意味を言葉にできないものにはその凄さがわからないのだろう。ゆえにマウスやキーボード全盛となっても「手と脳を結びつける」作業のために鉛筆は存在し続けるのだ。鉛筆画の挿絵をみたら鉛筆を手にとりたくなるかも。2020/07/09

kenitirokikuti

9
図書館にて。著者は木軸鉛筆マニアで、2015年ニューヨークに専門店を開いたほど。とはいえ、「第5章 21世紀」は〈21世紀になると、鉛筆はほとんど使われなくなった。〉かつて鉛筆は独占的な立場にあったが、シャーペン(メカニカル・ペンシル)とパソコンの普及が木軸鉛筆を不要にしていった。先進国の境域現場では、筆記体を教えないところも多い▲木軸鉛筆製造の歴史をたどると、黒芯は鉱業分野であり、木軸は木工分野。ドイツではそれぞれ別のギルドであり、ひとつの工房で木軸鉛筆を完成させたのはステッドラー氏である。2020/01/29

清水勇

4
「鉛筆」:あまりにもありふれていて自分自身シャープペンシルを中学時代に使い始め、その存在さえ頭からなくなっていたのに、新聞の書評見て図書館予約で手にする。変形B 5版で165ページなのにズッシリとくる本だったが、その装丁にピッタリくる内容だった。30 歳の若さなのに鉛筆にハマってNYに鉛筆専門店まで出してしまう著者の「鉛筆愛」に溢れた文章と、モノクロ写真と思わせる優しいタッチの挿絵でどんどん引き込まれる。日本のファンシー鉛筆やUN IやMONOについても日本の絶品として紹介。今度文具店覗いてみたくなった。2020/03/05

知降 星人

2
鉛筆で文字を綴るのは、確かな自由が約束された、心と直接結びつく行為であり、それはコンピュータには絶対に入り込めない領域だ。2020/01/03

takao

1
ふむ2020/02/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14832498
  • ご注意事項