出版社内容情報
寺社仏閣を焼き払った第六天魔王、織田信長は自らキリストになろうとし、それを阻もうとする勢力により、本能寺の変が起こった。
寺社仏閣を焼き払った第六天魔王、織田信長は、なぜキリスト教に寛容だったのか。その理由はクリスチャンになろうとしたのではなく、自らがキリストになろうとしていたのだ。信長の真意を知った武将たちは野望を阻むため、ついには本能寺の変を引き起こした。
内容説明
自ら仏敵、第六天魔王と称した織田信長は、なぜキリシタンの存在を容認したのか!?なぜ安土城は天守閣ではなく、天主閣なのか!?なぜ本能寺で大規模な茶会を開いたのか!?なぜ本能寺の変は起こったのか!?なぜ自決した信長の遺体は消えたのか!?すべての謎を解く鍵は、知られざる「ノブナガ・キリスト教」にあった!!
目次
プロローグ 我は牛頭天王の化身なり
第1章 第六天魔王、再臨の予言
第2章 安土城天主はデウスの神殿
第3章 余はデウスにして御子キリストなり
第4章 ノブナガ・キリスト教
第5章 本能寺の変、嫡男信忠が謀反?
第6章 無血クーデターのはずが…
第7章 歯車が狂って信長弑逆へ
エピローグ ノブナガ・キリスト教団の最期、利休の自刃
著者等紹介
斎藤忠[サイトウタダシ]
1957年、埼玉県熊谷市生まれ。早稲田大学政経学部卒。フリージャーナリストとして活躍。長年、日本古代史とイエス・キリストの研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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東大教授だった考古学の斎藤忠先生ではなく、埼玉県在住の在野の研究家の斎藤忠氏の2015年の著作。 論拠を証明するための物証や文献が圧倒的に少なかった前作『裏天皇の謎と阿部晴明』と違い、今作では『イエズス会日本年報』と、『フロイス日本史』から、イエズス会宣教師の書いた文章をしっかりと引用しています。ただ、ちょっと堅すぎて、歴史研究書という感じです。 定説を疑問視する著者の姿勢には好感が持てます。ただ、もう一歩踏み込んで、陰謀論的な大胆な仮説が提唱されたら、『ムー』的な面白さが生まれたかと思います。2023/06/18
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