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出版社内容情報
通級指導を受けることになった息子は集団の中で動けなくなってしまった。特別支援学級へ入れるかどうかの葛藤を漫画家の母が描く
発達障害の息子をもつ母が描くコミックエッセイ第2弾。前作で、通常学級にいながら通級指導を受けることとなった息子だが、様々なトラブルが!母は特別支援学級へ移ることを考え葛藤する。小学校や医療機関との相談、子との関わり方をリアルな親として描く。
【著者紹介】
男児3人の母。漫画家、イラストレーター。
内容説明
通常学級にするか、特別支援学級にするか!?困り感のある息子のために母は再び迷走する。子どもの居場所づくり&不登校予防のために!等身大コミックエッセイ第2弾。
目次
異変に気づく
授業を見学してびっくり!
父と子の溝
学校と話し合う
通常の学級での限界
相談窓口を巡る
病院との出合い
いざ特別支援学級となると…
母の心の糸が切れた
子どもとの距離
特別支援学級に入ったら
自信を取り戻す
子どもの居場所づくり
著者等紹介
トマコ[トマコ]
イラストレーター、漫画家。男児3人の母。女性向けのWebサイトで子育て漫画を連載
佐藤曉[サトウサトル]
1959年埼玉県生まれ、筑波大学卒業、同大学院教育研究科修了。岡山大学大学院教育学研究科教授。博士(学校教育学)。専門は教育臨床(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるな
13
この本は賛否両論あるだろうなあ。なあ太の苦しみを理解できない人いっぱいいると思う。教室に入れなくて、自分を責めるのを止められなくて、死んだ目をしている。そんな状態を目の当たりにしたらわかると思うけど、トマコさんは理性的に書く人だからそれが災いしてわかりづらいかもしれない。もっと、こんなに苦しいのと叫んでいいと思う。本音をいえば、理解できない人は、せめて無知を自覚しお口チャックしてもらいたい。もはや発達障害かどうかはどうでもいいのだよ。なあ太が苦しんでいたけど、トマコさんのおかげで元気になれた。それが全て。2016/02/18
アルカリオン
12
1巻よりも実践的な印象。不満や苦労を羅列するのではなく、自身の経験を振り返った上で、読み手に伝えたい内容を整理して描いており、好印象▼p88「発達検査を行っている病院」と一口に言っても、病院によって特色が大きく異なる。「医師との面談時間」「心理士等の専門職の関わり」「療育の対象年齢や訓練対象項目」etc.「通う病院は一つに絞れ」という意見もあるが、、、▼▼「セカンドオピニオン」というほど大層に捉えずに、塾や美容院を選ぶような感覚で比較検討した方が、より満足のいく結果を得られやすいということかな。2021/02/18
まつじん
9
頑張れ~全国のお母さんお父さん!2018/12/28
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
8
病名がつくと対処してもらえる、というメリットがあることはわかった。が、あくまでボーダーの方に対してだけど、その対処っていわゆる「気配り」の範疇ではないのか。それをしなくてはいけないこと、されなくてはいけないことが「障害」というほどのことなのか。伝えることの手間暇を惜しんだ結果が伝わらないことへの、思い通りにならないことへの過剰な反応と思えて仕方がない。2016/01/19
ひとひら
8
★★★★★私は、こんなに敏感に察知して対応することが出来るだろうか。母親の賢さと鋭さに、ただただ尊敬。目に見えてはっきりとわかりにくい発達障害。それぞれ個人差はあるものだからこそ、それは病気というよりは誰しもが持つものと思える身近なお話。巻末の佐藤教授のお話もいい。グッピーの話もいいなぁ。2015/08/13