思考―日本企業再生のためのビジネス認識論

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054058866
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「モノづくり日本」の呪縛を解き放ち、新時代のビジネス・モデルを思考する。未来を切り拓く「第3のカーブ」とはいったい何か?

「競争戦略」も「選択と集中」も「全社一丸」も限界!「モノづくり日本」の呪縛を解き、新時代のビジネスを探る。日本ビジネス再生のための思考法とは?未来を切り拓く「第3のカーブ」とは?慶大SFCの創設者井関利明と、インクス創設者山田眞次郎が語る。

【著者紹介】
慶應義塾大学名誉教授。大学改革の手本となった慶應大学SFCの創設メンバーの中心。超領域的な知の探究者。ビジネス論の革新に意欲的。「ライフスタイル」や「一人十色」といった言葉の生みの親。

目次

1章 日本ビジネスの再生をめぐる「思考法」―硬直化した通念とメガネ新調(日本ビジネスの特徴と限界;「失われた20年」の背景;新しいメディアと「メガネ新調の季節」―新しい「ビジネス認識論」の登場;ビジネス通念の落し穴)
2章 重なり合うビジネス・パラダイム―思考枠組の3つのカーブ(混迷するビジネス原理;重なり合う3枚のガラス絵;3重原理の背景;メディアの転換と3つのカーブ)
3章 一周遅れの日本の技術とビジネス―見失われた「連携・連動」の観念(技術発明の3つのカーブ;日本的技術の限界―「マクロ・テクノロジー」観念の欠如;日米における産業技術の変遷―1周遅れた日本産業;「マクロ・テクノロジー」のシャワー効果―広く深いそのインパクト)
4章 イノベーションと「創発するマーケティング」―第3カーブのビジネス・パラダイム(新しい価値創造とマーケティング;技術革新を超えたイノベーション;組織内マーケティングと「リーダー不要論」;外部組織との「業連」(Buisiness Linkage)
多数多様体のネットワーク)
5章 ビジネスの明日を創るために―新しい担い手たちそして人間回復(新しい時代を観る眼―新しい担い手たち;「再人間化」(Re‐enchantment)の動き
新しいビジネス物語の始まり―ビジネス・ロマンの再生)

著者等紹介

井関利明[イゼキトシアキ]
慶應義塾大学名誉教授、社会学博士。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院社会研究科博士課程修了。米国イリノイ大学留学、慶應義塾大学産業研究所所員、同文学部教授、総合政策学部教授、同総合政策学部長、千葉商科大学政策情報学部創立とともに学部長。大学改革の手本となった慶應大学SFCの創設メンバーの中心。多くの大学の新学部創設のアドヴァイザー。専攻分野は、行動科学、科学方法論、ソーシャル・マーケティング、ライフスタイル論、政策論など

山田眞次郎[ヤマダシンジロウ]
株式会社ブレインバス代表取締役、工学博士(機械)。1990年、株式会社インクス設立、代表取締役CEOに就任。2000年、小渕恵三首相の私的諮問機関「ものづくり懇談会」のメンバー就任。2010年、株式会社ブレインバス設立、代表取締役就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Naohiko Oikawa

2
One to Many、One to One、Many to Manyの3つのビジネス・パラダイムが重なり合うガラス板のようになっている今日的な事業に対するこのコメントは、おっしゃる通りですね。 「従来からの地面上でビジネス・モデルを、時流に乗せるつもりでそのままの形でインターネットに乗せたケースは、ほとんどが失敗に終わっています。」 「他方、3枚目から始めたビジネスには、しばらくの忍耐と数々の試行錯誤の末、急速に成長し、大きな成功を収めた例が多いのです。ビジネスの発想と原理がまったく異なるからです。」2021/11/23

Kota Hiraoka

1
第3カーブの時代、ゆえにリーダー不要、競争から協力し、社会をよりおもしろくしていく。2016/10/28

まつもとそうま

0
読んだことのある大枠ではあったが、相違する細かい部分での著者の考えに共感できる部分も多く、大変面白い本だった

NANA

0
大学生として、女性として https://www.amazon.co.jp/gp/pdp/profile/A1ZY1BERECYZUX?ie=UTF8&ref_=cm_cr_pr_pdp2013/12/16

うちけん

0
これからのイノベーションは多様な人がSNSでつながって創発する。メンバーの当事者意識を奪うリーダーは不要で自然発生的な役割分担に任せアウトプットしていく。 確かにその通りだろうがいろんな意味でレベルの高い人達の集団でしか成立しないと思う。2020/01/06

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