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よみがえる縄文の女神

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784054057968
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0093

出版社内容情報

記紀神話の原型は、縄文時代に形作られていた――。縄文の土器や土偶、数々の遺跡・史料を通じてその精神世界を読み解く決定版。

記紀神話の原型は、縄文時代に形作られていた――。縄文研究の碩学が、土器や土偶、数々の遺跡・史料を通してその精神世界を読み解く。文字をもたない縄文文明が、いかにして豊饒な祈りの世界を築き上げたのか。日本人の心の基層に迫るスリリングな試み!

内容説明

記紀神話の原型は、縄文時代に形作られていた―。古事記や日本書紀のさらに前、縄文時代に日本文化の基層が作られた、という視点から、縄文研究の碩学が、土器や土偶、数々の遺跡・史料を通してその精神世界を読み解く。神話の前に、「日本列島の多様な自然環境に適応してゆく生活実態がまずあった」。文字をもたない縄文文化が、いかにして豊饒な祈りの世界を築き上げたのか。日本人の心の基層に迫るスリリングな試み。カラー口絵8ページ。土器・土偶の写真を多数掲載し、最先端の縄文研究から日本人のルーツを明らかにする!!

目次

第1章 よみがえる縄文の衣食住
第2章 縄文人の精神文化と再生の祈り
第3章 性表現にこめられた豊饒の願い
第4章 土器の呪力と土偶の正体
第5章 殺され、そしてよみがえる女神

著者等紹介

渡辺誠[ワタナベマコト]
史学博士。1938年、福島県いわき市に生まれる。慶應義塾大学文学部、同文学研究科博士課程修了後、(財)古代学協会研究員を経て、名古屋大学文学部教授を務め、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よちよち

8
購入本。学術的な難解さはない。縄文時代や土偶に関心のある人が読むのにちょうどよい。2015/01/26

Mentyu

2
縄文時代の生業研究と精神文化研究を一般向けに解説した内容。生業研究は議論の導入として位置づけられ、主に男女のシンボルに着目した再生産呪術についての話が展開する。2023/02/28

中山りの

2
縄文文化っておもしろい。以下、本文抜粋。 ①貝塚は魂送りの場である。「人間も動物も再生して豊かな恵みをもたらすことを祈る場であった」 ②「土偶は新たな生命の復活とムラの甦りのために、意図的にバラバラにして葬られた」 ③埋甕。「竪穴住居の入口下に、甕に入れた死産児を埋葬し、常にそこをまたいで通る母親の胎内に再生することを願った」 ④人面・土偶装飾付土器。「わが身を焼いて生み出された食べ物は、新しい生命」である。 →「縄文人の精神世界の中核は、死と再生の観念である」2015/08/11

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