金田一秀穂の日本語用例採集帳

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784054056565
  • NDC分類 814
  • Cコード C0081

出版社内容情報

国語学者・金田一秀穂氏が、国語辞典編者の視点で採集した、日本語にまつわるさまざまな事象をエッセイ調につづった短編集。

『学研現代新国語辞典』編者・金田一秀穂氏が、辞典を編む視点で採集した、日本語にまつわるさまざまな事象を解説した短編集。辞書には載らない、日本語のおもしろさをエッセイ調でつづる。文中の気になる言葉には国語辞典から抜粋した解説を掲載。

【著者紹介】
杏林大学外国語学部教授。日本語研究を専門とする。また、海外での日本語教育の経験も豊富。メディアへの出演も多く、「国語の神様」と称されることも。『学研現代新国語辞典』『新レインボー小学国語辞典』監修。

内容説明

『学研現代新国語辞典』編集が集めた日本語の標本箱。辞書を作る人間が、辞書に書ききれない思いを綴っている。

目次

第1章 身のまわりの言葉(あつらえる;イエローカード;移ろい;おおわらわ;おやおや ほか)
第2章 国語辞典の言葉(あなたに会いたい;いるとある;親;買い物は簡単か;数える言葉 ほか)

著者等紹介

金田一秀穂[キンダイチヒデホ]
1953年、東京都生まれ。上智大学文学部心理学科卒業。東京外国語大学大学院日本語学専攻修了。ハーバード大学客員研究員を経て、杏林大学外国語学部教授。祖父・金田一京助、父・金田一春彦に続き、日本語研究を専門とする。海外での日本語教育経験も豊富。親しみやすいキャラクターと、明快で楽しい日本語解説で、メディアでもおなじみ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

80
面白かった。辞書を作る立場の著者が日本語の中から言葉を選んだエッセイ集。エッセイに使われている言葉が辞書でどのように書かれているのかと併せてかかれている。普段当たり前のように話したり書いたりする言葉についてそれを例えば人に説明できるかを考えるととても難しいことに気づいた。「物」「前」「居る」「ある」他たくさん。そして昔からある言葉が時を重ねると違った意味になったり、使われなくなった言葉にも使っていきたいものがたくさんあることにも。2017/12/13

yakko-kawataka

3
自己紹介では100年続く、老舗の辞書屋。 と自らのことをおっしゃっておられました。 この本を読んでみると、まだまだ使いこなせていない言葉がたくさんあるな〜。 とおもう。2014/10/20

ムツモ

3
言われてみればふむふむ、確かに。無意識に、こんなに微妙なニュアンスをちゃんと使い分けてるわたしに乾杯!近頃気になる「大丈夫」の乱発が取り上げられてたのもちょっと嬉しかった。2013/12/20

mft

2
言葉を一つ取り上げ、それについての語釈の難しさだったり、他の語との違いであったり、昔と今の違いであったり、についての短いエッセイを集めた本2021/01/26

marua

2
変わり続ける言葉の変遷を昭和-平成時代で切り取ったエッセイ集。特に「鳥肌が立つ」の一節は団塊の世代が変えた言葉についても書かれていて、年寄りは今の若者言葉を乱れているとか云ってる場合じゃないぜとしみじみ。言葉にたくさん接して、自分が美しいと思った言葉を美しく使う努力を続けなきゃいけないと思った。2段組みの下段にエッセイで出てきた言葉の意味を辞書から転載するという仕掛けもサービス精神満載で、でも知りたい言葉は載ってないという(笑)これは辞書に向かわせる戦略だな、きっと。実にうまい、良い本でした。2015/04/08

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