「城取り」の軍事学―築城者の視点から考える戦国の城

電子版価格 ¥1,361
  • 電書あり

「城取り」の軍事学―築城者の視点から考える戦国の城

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784054056466
  • NDC分類 521.82
  • Cコード C0021

出版社内容情報

大反響を呼んだ『戦国の軍隊』の著者の第二弾! 「軍事」の視点から徹底考察、戦国の城の実相に迫る! 通説を覆す渾身の書。

大反響を呼んだ『戦国の軍隊』の著者の第二弾!日本の城の9割以上を占め、3~4万か所もある戦国の城。なぜこれほど多数の城が造られたのか。なぜこれほど千差万別なのか。前著と同様、「軍事」の視点から徹底考察、その実像に迫る!通説を覆す渾身の一冊。

内容説明

「城は山城から平城へと発展した」、「城は領内統治のための権威の象徴」、「城は単純で小さな形態から複雑で巨大なものへと進化する」…。こうした通説を、民間学とした発展した「縄張り」分析の手法と、軍事学の視点をもって打破する。そこに現れるのは、戦争という「一回性の状況」を映し出した千差万別の個性ある城たちであった。

目次

第1章 城を取る―攻めるか守るか
第2章 なぜ山城か―それぞれの事情
第3章 城主たちの亡霊―城の歴史がすり替わる
第4章 幻の館―リアリティーのない平板な図式
第5章 縄張りの迷宮―オンリーワンの個性たち
第6章 城と戦争―城の形を決定づける人の営み
第7章 鉄炮と城の「進化」―大きい・小さい・強い・弱い
第8章 城は何を守るか―築城者たちの本音
第9章 山から降りなかった城―近世城郭の成立を再考する

著者等紹介

西股総生[ニシマタフサオ]
1961年、北海道生まれ。学習院大学文学部史学科卒業。同大学院史学専攻・博士課程前期課程卒業。目黒区教育委員会嘱託、三鷹市遺跡調査会、(株)武蔵文化財研究所を経て現在フリー・ライター。城館史料学会、中世城郭研究会、日本考古学協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

34
城の本質は、少ない戦力で大兵力の自由を制限し勝機を見出そうという「悪あがき」!なんと腑に落ちる解釈、読んでて、目からウロコの快感が次々と。◇「城取り」の「取り」は場所取りの取り。特定の政治状況と彼我の兵力・装備に基づき、時を先取りして勘所となる場所を占有し、相手方に奪われないよう土地を改変すること。近世の城、特に建物が好きで方々訪ねたりしてきたけれど、こんな風に実際に戦う立場に立って考えたことはなかったとしみじみ思う。ここらへんはええ石がぎょうさん取れたから石積んだのとちゃいますか、とか、なるほど過ぎる。2017/12/20

こも 零細企業営業

20
城取りとは築城の事だった。それも軍事的な事に特化した城を建てる事を城取りと言ったそうな。宴会の場所を確保するのと同じだそうな。確かに陣取りって言うわ。ただ鉄砲が普及してくると戦い方も変われば、築城の仕方も変わる。城取りの意図も変わってくる。そんな感じの本でした。2020/04/01

YONDA

7
山城とは何だったのかを教えてくれ、今回も通説をぶった斬る西股氏です。城に城主が居るわけではない・城の立地理由などなるほどと思わず納得してしまう。姫路や彦根も素晴らしいが、山や丘の上にある城にひかれる今日この頃です。2015/02/15

スー

5
大変興味深く読ませていただきました。言われてみれば、城と一概に言っても色々な用途があり、攻撃の為の城や防御の為の城や支配の為の城があり、それに合わせて大きさや平地か山に作るか決まってくることに納得しました。戦国時代の本を読んでると、攻略後に廃城にしたとか、城跡を修復してとか書いてあったが、この部分も納得出来ました。城に向きがある以上、せっかく占領しても敵のいる方面が無防備の状態に作ってあったら守れないし、奪い返されたら脅威になるから壊した方がいいですよね。2016/01/16

乱読家 護る会支持!

5
全国に城跡は4〜5万。ほとんどは、天守や高石垣の無い、山にしか見えない。城跡の説明板には間違いが多い。多くの城には、城主がいない。権力大名は城外の平地に、下剋上した戦国大名は山城に住んだ、などなど。城の戦略的価値から、戦国時代の有名な戦いを分析し、通説を見事に覆しているのが、面白い。2013/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6512855

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。