出版社内容情報
障害のある子が家庭で示す困った行動の改善について、保護者・教師が協同して取り組むための手順と方法を紹介する。
障害のある子どもが家庭で示す困った行動の改善について、観察→分析→実行→改善のサイクルにそって、保護者・教師が協同して取り組むための方法を解説。困った行動を「なくす」ではなく、適切な行動に「変える」ことが本書のテーマである。
【著者紹介】
岐阜大学特別支援教育研究センター教授。専門は行動面が気になる発達障害のある子どもの支援方法。
内容説明
今、学校では、家庭での子どもの支援が大きなテーマとなっています。しかし、そこにはそれぞれの家族の生活スタイルがあります。そのため、支援は子どもと家族が無理なくできる内容にしなくてはなりません。本書では、子どもが家庭で見せる困った行動を、「減らす」のではなく、適切な行動を教えることで「起こさなくてすむ」ようにするアプローチについて、家族とともに取り組むためのポイントを紹介します。
目次
第1章 今の困りは次の育ち(困った行動の正体;なぜ、そのように行動するの?;困った行動から読み解く子どもの育ち ほか)
第2章 家族と考える家庭における支援(困りを具体化する;ABCから支援を考える;子どもと家族が取り組みやすい方法を探る ほか)
第3章 ケースから学ぶ家庭支援(母親のあいまいな「困り」を具体的な行動で考えた支援―帰宅後に泣き出すユキオ君(幼稚園4歳児)
「イヤ」の正体を探り家庭での対応を工夫した支援―朝の洗面を嫌がるユウコさん(幼稚園5歳児)
行動の意味がわかったことで家族が楽になった支援―延々と物の位置を直すヒロシ君(特別支援学校小学部1年生) ほか)
著者等紹介
平澤紀子[ヒラサワノリコ]
上越教育大学大学院学校教育研究科(修士課程)障害児教育専攻を修了。新潟県立高等養護学校教諭、西南女学院大学保健福祉学部福祉学科の専任教員を経て、岐阜大学大学院教育学研究科の教授。博士(教育学)。学校心理士の資格をもち、応用行動分析学に基づく発達障害のある子どもへの支援方法、とくに行動問題の機能的アセスメントから子どものもてる力を高める支援を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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