出版社内容情報
婚外子ゆえに父と暮らせぬ息子と、唯一の息子を優しく見守り続ける老いた父。複雑な家庭環境で育まれた父と子の絆を描いた秀作。
婚外子に生まれたがゆえに父と同居できず、母と、母違いの姉と暮らす著者。自分にとって唯一の息子を優しく見守り続ける老いた父。親子とは！？ 家族とは！？ 複雑な家庭環境で育まれてきた父と子の絆を描いた秀作。
内容説明
婚外子ゆえに父と暮らせぬ息子と、ただ一人の息子を見守る“火宅の父”―親子の絆が織りなす人生模様！！第２３回北九州市自分史文学賞大賞受賞作品（『父の中折れ帽（ソフト）』を改題）。
目次
１ 「おじちゃん」
２ 母方の系譜
３ 柔道との出会い
４ 修猷館へ
５ 上京―都の西北へ
６ 柔道での挫折
７ 父の家族
８ 帰郷と結婚
著者等紹介
鳥山二郎［トリヤマジロウ］
昭和１５年福岡市生まれ。修猷館高校卒。昭和３８年早稲田大学第一政経学部経済学科卒業後、商社中外貿易に入社。７年後、脱サラして断熱工事会社を立ち上げる。平成１０年同社を退社。二級建築士の資格取得後、建築設計工房を設立。平成２４年、第４２回福岡俳人協会総合俳句大会県知事賞受賞。平成２５年、本作品で北九州市主催第２３回自分史文学賞大賞受賞。季刊『九州文学』同人。四柱推命学大乗推命学会長・現代家相研究会主宰。講道館柔道５段、柳生新影流居合術５段（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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