出版社内容情報
帝国陸海軍という組織、ひいては日本の社会そのものが抱える問題から、太平洋戦争の敗因を、組織と構成員の観点から解説する。
太平洋戦争の敗北は帝国陸海軍という組織、ひいては日本の社会そのものが抱えていた欠陥の投影だった。本書では、組織論や社会学を駆使して帝国陸海軍の集団としての欠陥や評価、その構成員の問題点までも指摘するという新しい手法で日本軍の敗因を考察する。
内容説明
太平洋戦争の敗北は、「日本軍」すなわち帝国陸海軍という「組織」、ひいては日本の「社会」そのものが抱えていた欠陥が原因だった。忘れられた「自存自衛」という戦争目的、独断専行と暴走の曖昧な境目、傷病兵を見捨てる体質など、日本軍は多くの問題と欠陥を抱える組織だった。本書では、「組織論」と「社会学」を駆使し、帝国陸海軍の集団としての、また、その構成員の問題点を検証することで、太平洋戦争における日本軍の敗因を考察する。
目次
第1章 「目的意識」を堅持できない体質
第2章 見失った「戦う集団」の基本
第3章 「群集化した集団」の恐怖
第4章 「管理者不在」の武装集団
第5章 「独断専行」と「下克上」
第6章 整理されていなかった「政軍関係」
第7章 希薄だった「社会に対する責任感」
著者等紹介
藤井非三四[フジイヒサシ]
1950年生、神奈川県出身。中央大学法学部卒、国士舘大学政治学研究科修士課程修了。朝鮮戦争史専攻。(財)斯文会、出版社勤務の後、編集プロダクション「FEP」を設立、主に軍事関連書籍の企画、出版に当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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