出版社内容情報
通商破壊作戦へ方針転換した米軍は南太平洋で狼群作戦を展開。日本は未来情報による航空海防艦『鶫』を投入、決戦に挑む!
マーシャル、ポナペ攻撃の失敗で戦力を消耗した連合軍は、敵兵站線を分断する通商破壊作戦へと方針を転換、南太平洋では狼群作戦を展開。これに対し日本は未来情報による航空海防艦『鶫』型などを投入し、さらなる戦いを挑む。――緊迫のシリーズ第8弾!
内容説明
1943年6月のマーシャル、ポナペ攻撃の失敗により、連合軍の戦力消耗は甚大となった。米国は戦力が整うまで日本軍の兵站線を分断し戦力を削る通商破壊作戦へと方針を転換する。南太平洋では狼群作戦を展開。さらに北千島・アッツ島・キスカ島への空襲も準備されていた。これに対し、日本はA情報による航空海防艦『鶫』『速鳥』型が竣工。また航空戦艦『日向』『伊勢』で編成された対潜水艦戦部隊を投入した。この後に来るであろう連合軍の大反攻をにらみつつ日本の戦いは続いていく―。シリーズ第8弾。
著者等紹介
安芸一穂[アキイチホ]
1949年、神奈川県横浜市生まれ。秩父の山小屋で管理人をするなど、山男として青春の大半を過ごす。フリーライターを経て、『オペレーションMM』シリーズ(朝日ソノラマ刊)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
11
なんか、駆逐艦とか巡洋艦が現代の護衛艦よろしくヘリ搭載型になってきている罠(w。しかし、未だに謎の立ち位置なんだよな、主人公。2014/11/08
ikedama99
4
戦力の豊富なほうが選択肢が多くプレッシャーをかけ続けることができる・・というのをそのとおりしめすことができている。新兵器なり戦術なり日本はアドバンテージがあるように見えるが、実際には押されていることになる。アリューシャンの戦いは、キスカ撤退の変形判。キャプター機雷・・紺碧の艦隊であったかも・・。2023/03/24
ikedama99
3
とにかく、しんどい戦いが続きます。未来の情報があるといっても、実際に戦うのは人であり、限られた国土と限られたものを使うしかなく、あとは情報をどう掴んでいくのかが一つのカギになっていきます。キスカ撤退は、やはり、という内容。2018/04/17
Kenny00h
2
あぁ、面白かったー。ラストシーンは、しみじみと、良かったー!もう、早く、次巻を出してください、安芸先生!2012/04/28
ikedama99
1
新刊購入のため、再読。読み始めは「?」・・忘れていたが、読み進めると思い出してくる。前とは違って、アリューシャン撤退の細工が面白いと感じた。武器一つ、戦術的によいのが一つあっても×ということがよくわかる。長い戦いでは、やはりトータルバランスが大切であると改めて感じる。2013/10/29