出版社内容情報
魔術、占星術、錬金術など、ヨーロッパに伝わる古代から近代までの「秘密の書」を総解説。『東洋魔術書大全』の姉妹版。
魔術、占星術、錬金術、さらには「聖書にならなかった聖書」まで、ヨーロッパにはあまたの「秘された書」が伝わる。その中から特に重要な書をピックアップ。一冊一冊の内容を豊富な図版と分かりやすい文章でダイジェストする。『東洋魔術書大全』の姉妹版。
【著者紹介】
西洋占星術、西洋秘教研究家・翻訳家。主な著書に『魔女が教える幸せ魔法』、訳書の『やさしい魔女』『サバトの秘儀』などがある。
内容説明
“秘密の書”のダイジェストでつづる知られざる西洋魔術の世界。
目次
第1章 奥義の書
第2章 大魔術師たちの書
第3章 悪魔の書
第4章 錬金術の書
第5章 占いの書
第6章 現代の魔術書
第7章 魔女術の書
第8章 探求の書
著者等紹介
ヘイズ中村[ヘイズナカムラ]
西洋魔術研究家・翻訳家。中学生時代より西洋の神秘思想にひかれ、複数の欧米魔術団体に参入、学習と修行の道に入る。現実離れしがちな魔術研究に警鐘を鳴らし、生活に根ざしたクラフトを提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凪子
5
著名な魔術書をダイジェストで解説してくれる。わかりやすくて良い。2023/01/06
chatnoir
5
魔女になる気はないけど、なるための魔術書は日本語訳があるものすらあって、割と簡単に手に入りそう。クロウリーは漫画やラノベにもよく登場するので薄っすら知っているけど、禿げていたのね...裸でヨガの写真を載せるとは勇者だなぁ(笑)それにしても、もう4,50年前から漫画さんや作家さんはなんて豊富な知識をもっていたのか、改めて関心した。今のように簡単に手に入らなかったよね。『黒い牝鶏』を見ていて『悪魔の花嫁』の『黒ミサの果実』を思い出した。マリオン・ジマー・ブラッドリーのアバロンの霧シリーズも読んでみたくなった。2017/09/23
なつきネコ@中学入学した化け猫
5
ここまで、真面目に西洋魔術入門書はこういった文庫で初めてみたかもしれない。中身が広く、紹介より深い。本の中に魔術を学ぶ者なんて記述が多かったり、現代魔術師の必須書と、なり真面目。浅い魔術本で、無視される19、20世紀の魔術本を紹介してるのは驚いた。私の魔術物の価値においてルドルフ・シュタイナーを語るのは好感度は高い。西洋魔術史を俯瞰するに当たってもなかなか、堅実な一冊。2017/04/13
さくら餅
5
西洋魔術学の入門書にはピッタリの本でした。内容は魔術書の紹介です。表紙に書いている「ダイジェスト」ではないけど、少ないページで、なかなか丁寧に解説されていると思います。邦訳があるかどうかも書いているため、この本を頼りに魔術書を探してみようかな。2017/03/15
いすか
2
西洋のオカルト系書物を紹介するGakkenのムック本。一つの本の紹介に割かれるページは2~4頁ほど。表紙に書かれたように「全解読!」「ダイジェストでつづる」わけではない。 本文は誠実な作り。書物の原題や邦訳の有無、参考文献リストもあり、「次の一歩」を踏み出したい人には非常にためになるだろう。 2015/10/24