出版社内容情報
信長暗殺後、長宗我部信親は、明智光秀を助けるために反秀吉勢力を組織、島左近や雑賀孫市らとともに秀吉軍に立ち向かう!
天正10年、信長暗殺後、秀吉が中国大返しを敢行する間に、西海道の覇者・長宗我部氏の嫡男信親が、明智光秀を助けるため、磯野員昌とともに反秀吉勢力を組織、島左近や雑賀孫市らを味方につけて岸和田城を落とし、秀吉軍との決戦に向かう……!
内容説明
天正十年、四国で頭角を現す長宗我部元親のもとに、明智光秀の密命を受けた磯野員昌が現れた。員昌は信長暗殺計画を打ち明け、長宗我部家に援軍を要請する。だが、四国平定のため、長宗我部家の出兵は難しい。食い下がる員昌に、元親の嫡男・信親が、みずから筒井順慶を説き伏せることを提案。本能寺の変の翌日、数人の家来と共に紀伊に渡る。そこで信親は、雑賀衆を率いる孫市や本願寺顕如に出会い、大博打に打って出た。雑賀衆と顕如を説得して軍勢を集め、織田信長のいる岸和田城を攻めたのだ。信親のこの無謀な行動は、やがて長宗我部家を天下争奪戦へと巻き込むのであった。本格戦国シミュレーション。
著者等紹介
仲路さとる[ナカジサトル]
1959年、北海道檜山郡に生まれる。1994年、『異 戦国志』で第一回歴史群像大賞を受賞。その後、単行本化された『長宗我部戦記』が絶大な人気を博し、全13巻の大作となる(学研・M文庫)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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深龍水徹
2
信親の正義マニアっぷりにはちょっとひくが余り扱われたことのない信親を主人公に据えてくれたことに乾杯!2012/03/24
かっぱえびせん袋のおじさん
1
仲路シミュレーションは文体がグイグイひきこむから好き。異戦国史からのファン(^^)2011/12/23
かずさん
0
話的にはうまくいきすぎている面もあるが、おもしろく読んだ。2013/12/07
Ramgiga
0
戦国BASARA系のもしもXXだったらの、架空の戦国戦記。面白かったけど、実在の人物を対象にした架空戦記は、好みが分かれるところだと思う。僕はやっぱり抵抗感があるかなぁ。でも歴史上の絶対勝者が敗れていく様は痛快でもある。2019/02/22