学研新書<br> 團十郎と海老蔵―歌舞伎界随一の大名跡はこうして継承されてきた

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学研新書
團十郎と海老蔵―歌舞伎界随一の大名跡はこうして継承されてきた

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  • サイズ 新書判/ページ数 315p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054049888
  • NDC分類 774.28
  • Cコード C0221

出版社内容情報

歌舞伎界で一番重要な名跡である「團十郎」。歴代の團十郎襲名の舞台裏を紐解きながら、團十郎十二代の数奇な運命と謎に迫る。

團十郎という名跡は海老蔵が襲名するものと思われがちだが、過去には團十郎引退後に海老蔵を名乗った人物も多い。初代から未来の13代まで、歴代の團十郎の数奇な運命と襲名の舞台裏を紐解きながら、なぜ團十郎は特別なのか? 大名跡のもつ数々の謎に迫る!

【著者紹介】
1948年山梨県生まれ。1989年『義経紀』で第13回歴史文学賞、1995年『白磁の人』で第8回中村星湖賞を受賞。著書に『鈴木しずこ』『龍馬の影』(河出書房新社)、『でっちあげられた大名柳沢吉保』等。

内容説明

歌舞伎界で一番重要な名跡である「團十郎」。「宗家」と呼ばれる唯一の家であり、「屋号」をつけ、「家の芸」を定めるなど、今ある多くの慣例は、市川團十郎家が始めている。その一方、歴代團十郎には常に謎と悲劇がついて回った。かつて引退後に名乗った「海老蔵」の名跡の変化と、代々の團十郎襲名の舞台裏を覗きながら、團十郎十二代の数奇な運命と謎に迫る。

目次

第1章 武田信玄と市川團十郎―先祖たち
第2章 荒事と「江戸の氏神」―初代團十郎
第3章 「助六」と絵島生島事件―二代目、三代目
第4章 「木場の親玉」と写楽の錦絵―四代目、五代目、六代目
第5章 「歌舞伎十八番」と夭逝した人気役者―七代目、八代目
第6章 「劇聖」と養子役者―九代目、十代目
第7章 戦後の歌舞伎と「海老さま」ブーム―十一代目
第8章 父子の苦悩と飛翔―十二代目と新・海老蔵

著者等紹介

江宮隆之[エミヤタカユキ]
1948年、山梨県生まれ。中央大学法学部卒。1989年『経清記』で第十三回歴史文学賞、1995年『白磁の人』で第八回中村星湖文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

wanichan

27
読友さんのレビューを見て読みたくなり読了。まだまだ歌舞伎については初心者なので、しっかりとは理解はできなかったが、江戸時代から代々続く名前を襲名することの重責に身が引き締まる思いがした。2015/10/05

やや

0
血と芸を繋ぐ難しさ。これにつきる。何でもかんでも暴露されてしまう今の時代、芸のみに邁進出来ない苦しさと時代を泳ぎきっていく才覚が御大にあるのか。2022/08/10

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