村上春樹超短篇小説案内―あるいは村上朝日堂の16の超短篇をわれわれはいかに読み解いたか

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村上春樹超短篇小説案内―あるいは村上朝日堂の16の超短篇をわれわれはいかに読み解いたか

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784054049109
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0091

内容説明

『ねじまき鳥クロニクル』に通じる超短篇とは?『1Q84』の起源となる超短篇とは?国語の教科書にとりあげられる怪談とは?意味がない話に隠された意味とは?;なぜ曲名がタイトルになるのか?文壇との決別を描いた超短篇とは?作者が少しだけ秘密を漏らした序文とは?―etc.言葉遊びのようなユーモラスで不可思議な超短篇にひそむ謎とは?目からウロコの超絶・村上春樹読本。

目次

1 直喩―あるいは物語をめぐって(「三つのドイツ幻想」―あるいは直喩のような春樹文学について;「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」―あるいは比喩の効用について ほか)
2 物語―あるいは嘘の力をめぐって(「鏡の中の夕焼け」―あるいは物語の効用について;「鏡」―あるいは虚構のリアリティについて ほか)
3 登場人物の越境―あるいは虚構の受容・創出をめぐって(「夜のくもざる」―あるいは現実を侵食するエクリチュールについて;「FUN、FUN、FUN」―あるいは登場人物との出会いについて ほか)
4 その他の超短篇―あるいは村上春樹のさらなる魅力をめぐって(「グッド・ニュース」―あるいは情報の不確実性について;「ビール」―あるいは表と裏の乖離について ほか)

著者等紹介

波瀬蘭[ナミセラン]
生まれは静岡県。公立高等学校の教諭を経て、幾つかの私立短大・四大に教員として勤務。現在は、短歌評論などのフリーのライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともすけ

2
他の批評家とは違う視点で村上春樹を読み解いた書。村上春樹を読み解くうえでは最低限意識しなければならないことが書かれている。この本を読んでから春樹の本を読むと今まで見えなかったものが見えてきた。いわゆるハルキストのままで終わりたくない人は読むべき。2013/02/05

あや71

1
村上春樹の短編小説をまとめて読みたかったから買ったけど、解説も面白かった!なるほどこういう意味があるんだな~と楽しみ方が広がった。。2013/07/11

はれ

0
「カティサーク自身のための広告」、「三つのドイツの幻想」、「鏡の中の夕焼け」、「鏡」、「とんがり焼の盛衰」、「バースデイ・ガール」のみ読了。2016/11/13

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