内容説明
1942年6月。マレー半島・蘭印を制圧した日本軍だったが、その直後にABDA艦隊の攻撃によりティモール島を奪還されてしまう。ここから蘭印の主要部―ジャワ、スマトラ、ボルネオ、セレベスの4島への連合軍の反攻が始まる。日本も新設された第6海軍航空隊が防空にあたり、モルッカ海峡での一大航空戦の幕が開いた。時を同じくして、アメリカ軍は仏印にB‐29を投入。日本軍の目が蘭印に集中する隙を突いて台湾そしてフィリピン・ルソン島に空襲を開始。連合軍の壮大な反攻作戦が始まりつつあった―。待望のシリーズ第6弾。
著者等紹介
安芸一穂[アキイチホ]
1949年、神奈川県横浜市生まれ。秩父の山小屋で管理人をするなど、山男として青春の大半を過ごす。フリーライターを経て、『オペレーションMM』シリーズ(朝日ソノラマ刊)で作家デビュー。意表をつく展開と軽妙な文体で好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
10
なんか、もう表紙の通りでB29もうかうかしてらんない高度10000メートルな上空での戦闘とか。マレー解放とか独立支援とかあれこれ。2014/11/08
ikedama99
5
連合軍の動きが激しい。B29やら烈風やら、明らかに「前倒し」での登場だが、自然に感じる次第。GF長官の艦隊がおとりとは大胆だ。その発想が、「この世界」なのだと。2020/05/28
ikedama99
2
ついにB29まで登場する。1942年に実戦登場、やはり恐怖の存在。ただ、疾風や烈風などもこの世界では存在感が抜群の機体。そして、それを支える飛行場の他の整備の速さ。A情報の熟成が一番生きているのは、ここではインフラでは。そしてこれは、耳の長さの情報戦にも波及していく。人も育っていくようになっていく。楽しみです。2018/04/03
Kenny00h
2
面白かった。次巻が楽しみ。2011/04/03