内容説明
天正十五年。織田政権の全国制覇は目前に迫っていた。征夷大将軍・織田信忠は、指揮下に入った伊達政宗とともに奥羽に侵攻。しかし、相馬攻めの途中、味方の裏切りにより信忠は戦死。織田軍は奥羽から撤退を余儀なくされる。将軍戦死の事態に隠居をしていた信長が復帰。叛逆を疑われた政宗には安土への出頭要請が届く。しかし身の潔白を訴えると共に、讒言に惑わされるなら一戦も辞さずとの書状を送りつけ、政宗はこれを拒否。ここに織田政権と伊達家は訣別。信長は、織田家の総力をあげた奥羽侵攻作戦を命じる。狂乱の魔王に挑む政宗に、必勝の策を果たしてあるのか。
著者等紹介
坂上天陽[サカウエテンヨウ]
1978年愛媛県に生まれる。高等専門学校在学中に書いた長編小説『天翔の謀』が第6回歴史群像大賞優秀賞を受賞し、『翔龍独眼竜戦記』(全6巻・歴史群像新書)として発刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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