内容説明
本書は、3原色理論に基づきながらも、寒色・暖色の2種類の絵具を組み合わせた絵具6原色の新しい考え方で、鮮やかな混色や鈍い混色がなぜできるのか、絵具に含まれる色みを使ってわかりやすく解説しました。また、本書の基本となる24色の絵具の性質を、徹底解析しました。光とカゲの表現で、深みのある混色が可能となり、色調を豊かにしてくれることでしょう。さらに、にじみ、ぼかし、重ね塗りなどの混色手法や、多彩な固有色表現の数々は、見どころ満載です。
目次
第1章 6本の絵具から学ぶ色の基本(色の3原色とは何か;絵具の色で色環をつくってみよう ほか)
第2章 24本の絵具から学ぶ混色の基本(24色の絵具をグループ分けしてみよう;24色の絵具の「明度と彩度」を知ろう ほか)
第3章 混色で光とカゲの色づくり(カゲは黒い;カゲは濃色 ほか)
第4章 混色の手法にじみ・ぼかし・重ね塗り(混色する場所は、画面上かパレット上か;混色は、3つの手法の組み合わせ ほか)
第5章 光色、カゲ色で固有色を表す(固有色は白;固有色は黄~橙 ほか)
著者等紹介
鈴木輝實[スズキテルミ]
1946年福島県白河市生まれ。1966年彫刻家堀進二にデッサンを学ぶ。1969年太平洋美術学校卒業。1976年太平洋展文部大臣賞受賞。現在、彩花堂絵画研究所主宰、日本色彩学会会員、彩花堂絵画研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。