内容説明
明治維新以降、天皇家は三井や三菱をはるかにしのぐ大財閥として、日本経済を“支配”してきた。しかも、戦後、すべての財閥が解体されるなか、天皇家だけは財閥解体されず、形を変えて、今も日本経済を支配しているという。日銀の大株主・皇室による経済支配の痕を綿密に追い、現代日本の経済構造の真相に迫る。
目次
第1章 財閥の総帥としての天皇(日本の命運をも左右した超巨大財閥が存在していた!;「財閥」を定義する三つの条件 ほか)
第2章 天皇財閥の経営戦略(天皇が大株主「日本郵船」の誕生;海外航路を切り開いた日本郵船 ほか)
第3章 天皇財閥の経営拡大(恐るべき「国家総動員法」の成立;「軍財抱き合い」だった戦時の日本 ほか)
第4章 天皇財閥の経営破綻(天皇財閥の「経営判断ミス」;日本との戦争を望んだルーズベルト ほか)
第5章 現代も生き続ける天皇財閥(オーナーがいなくなった戦後の日本企業;日本の企業には「代表者」がいない ほか)
著者等紹介
吉田祐二[ヨシダユウジ]
1974年生まれ。千葉大学大学院修士課程中退。出版社勤務などを経て2001年から4年間ヨーロッパ(オランダ)に企業駐在員として赴任。現在も輸出機器メーカーに勤務しながら、政治・経済に関する研究、論文の執筆を行っている。貨幣経済理論および政治思想、近代企業経営史などを研究のテーマとする。SNSI(副島国家戦略研究所)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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