天正壬午の乱―本能寺の変と東国戦国史

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054048409
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0021

内容説明

「天正壬午」とは、「天正十年」の意味である。この年は激動の戦国時代の中でも、特に大事件が目立つ。まず、強大な勢力を誇った武田氏が滅亡する。続いて、天下布武目前の織田信長が、本能寺の露と消える。さらに信長の後継をめぐって、織田家中で明智光秀、羽柴秀吉、柴田勝家らが激突する。その間、他の大名たちは何をしていたのだろうか?領主の武田勝頼・織田信長が立て続けに没し、空白地と化した甲斐・信濃・上野に徳川家康・北条氏直・上杉景勝が兵を進める。この東国大名の争いが「天正壬午の乱」である。この争いには、秀吉の天下統一を許すこととなった萌芽や、家康の飛躍に繋がる契機が内包される。本書は戦国時代の天下の帰趨を見極める上で、原点とも言うべき「天正壬午の乱」を丹念に描いたものである。

目次

はじめに 天正壬午の乱とはなにか
第1章 武田勝頼滅亡と本能寺の変
第2章 各勢力、動き出す
第3章 三者鼎立
第4章 戦乱終結へ
おわりに 戦国史のなかの天正壬午の乱

著者等紹介

平山優[ヒラヤマユウ]
昭和39(1964)年東京都新宿区生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県教育庁学術文化財課主査を経て、現在山梨県立博物館副主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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兵衛介

2
ものすごい労作。こういう本がどんどん出てほしい。惜しむらくは、参考文献一覧が割愛されていること。この手の本としては致命的。内容は素晴らしいのに。2011/03/27

onepei

2
かねてより知りたかった出来事。満足。2011/03/22

みなみ

1
大河に出てきたので読んでみましたがやはり複雑で難しい。そういう意味ではドラマの登場人物のビジュアルは事象を整理するのにとても良かった。最後のまとめの章を読むと、秀吉の台頭のきっかけが見えてきてとても興味深い。2016/04/01

Ryuji Saito

1
 丹念に丁寧に、文献を調べ記した労作。今まで不明確だった本能寺の変後の徳川家康の動きがわかります。2011/09/01

MNK2

0
本能寺前後の甲信越上をめぐる争いの経緯がよくわかる。2016/10/24

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