内容説明
大海原をスイスイ泳ぐアメンボ、なんと!タカの巣で生活するコガネムシ、ゴキブリを襲撃するハチ―ニッポンのヘンな虫ズラリ勢揃い。
目次
1 ニッポンの気になるヘンな虫たち(候補にあがった152種の昆虫たち;決定!これがニッポンのヘンな虫14種 ほか)
2 昆虫に魅せられて(捕虫網採集法;すくい網採集法(スウィーピング) ほか)
3 ここで出会える人気の虫(ミヤマカラスアゲハ;ノコギリクワガタ ほか)
4 部屋で楽しむ虫ワールド(虫を飼う楽しみ;昆虫本の楽しみ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
15
昆虫なんてもの、好きでもないし、観察したいとも思わない。ましてや飼ってみたいとは思わない。正直なところうっとおしいだけ。でも、虫さん本は奇妙に面白い。この本、けっこうな良書だと思う。虫の生態のコメントは読んでいて楽しい。虫が好きだという一念で楽しみながら作ったという読後感がある。巻末に蝶々を呼び集めるための庭の作り方が書いてあって、これは楽しそう。私の家の近くにこういうお庭があって、蝶々がフラリと飛んでいるなら、お願いして写真を撮らせていただきたいと思ったのでした。2021/07/14
yamakujira
5
12人の虫好きが推薦した152種の「ヘンな虫」を会議で14種にしぼっていく第1章「ニッポンの気になるヘンな虫たち」が半分近くを占めて、決定した「ヘンな虫」を掲げた図鑑のページは「へんないきもの」の日本産昆虫版ってところだね。マニアックな選考過程がおもしろいし、結局さらに15種を「選外にしたくない愛すべき虫たち」として追加しちゃうのがおかしい。でも、日本には種類は多くても奇異な虫が少ないのが残念だ。第2章以降は余禄みたいだから、もっと第1章を膨らませてくれてもよかったのにな。 (★★★☆☆)2017/03/26
ようこ
2
私は虫が嫌いですが、この本を読み、虫好きが楽しそうに語り合う様子を見てなんだかすごく損をした気分になります。そう思い始めると最初は引き気味だった写真も美しく感じられ、道端の虫に注目してみたくなるから不思議。2011/05/14
mimm
1
子どもの頃、やたら草むらで見かけた名前の分からない虫の写真を見つけて、思わず手にした1冊。 虫に対する愛がびしびし伝わってきます。 虫の飼い方まで丁寧に載せられていて、つい好きな蝶やカマキリを飼いたくなりました。が、うちのちっちゃなプランタースペースに、去年はカマキリの卵、その前はおんぶバッタ、その他蝶の来訪とか、別に飼う必要ないじゃんと。ウチに来る虫への感度を上げて、観察を楽しもうと思います。2017/05/31
kuma_suke
1
図書館本 身近な昆虫について色んな人が語ってます。登場する虫は多いが生態などの説明があっさりしてて少し物足りないかも。きしょいけど魅力的なヘビトンボ、子供の憧れギンヤンマ、捕まえるとかわいく鳴くキボシカミキリなど、なんだか懐かしい気持ちになった。2015/05/09
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