内容説明
真田幸村の策により琵琶湖の水が溢れだし、大和と近江は浸水。東西は完全に分断された。若狭から鯖街道を進んでいた松平忠直ら越前勢は真田幸村によって撃破され、桑名から伊賀へと迂回していた徳川義直ら尾張勢は長曾我部盛親によって倒された。さらに古田織部による経済封鎖により、四国・九州の大名たちは大坂への出兵を見合わせるようになる―。圧倒的不利と見られていた豊臣軍へ勝利が傾き始めていた。連敗を続ける徳川軍は、ついに豊臣軍との最終決戦を決断。天下の行方を決める大坂夏の陣がついに開戦!11万の徳川軍を相手に幸村最後の神算鬼謀が発動する。
著者等紹介
伊藤浩士[イトウヒロシ]
1956年、名古屋市生まれ。歴史研究会「城友クラブ」を主宰。俳句同人誌「遊魚」編集人。『雉』で第11回歴史群像大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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