内容説明
自動車はそもそも非合理的な商品です。移動するだけの道具なら、あれほどの大きさや、性能、装備も不要です。もっと大きく、速く、遠くへ、快適に、といったものはすべて20世紀という時代が自動車に求めた付加価値でした。地球の温暖化や資源の枯渇、環境の破壊を目の当たりにした21世紀という時代は、いったいどんな価値を自動車に求めるのでしょうか。
目次
第1章 電気自動車の真実
第2章 なぜ、いま電気自動車なのか
第3章 世界の電気自動車
第4章 電気自動車の命 電池の現在
第5章 変貌する自動車産業
第6章 電気自動車文化を創造しなければ普及しない
著者等紹介
舘内端[タテウチタダシ]
1947年、群馬県桐生市に生まれる。日本大学理工学部卒業。東京大学宇宙航空研究所勤務の後、レーシングカーの設計に携わる。テクノロジーと文化の両面からクルマを論じることができる自動車評論家として活躍。1994年、アメリカで行われた電気自動車レースへの参戦を機に日本EVクラブを設立。低公害車の普及を促進している。2009年、電気自動車で東京~大阪途中無充電走行の世界記録、555・6kmを達成。1998年に環境大臣表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
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