内容説明
墓石の平均費用は一七四・一万円。加えて永代使用料、魂入れなど、高額で不透明な支出が必要となる。いっぽうで、散骨(自然葬)、樹木葬、合葬墓など「○○家の墓」以外のあらたな埋葬のかたちも広がりを見せている。制度疲労を起こした「家墓」にかわるものとはなにか?看取りと供養はだれに託されるのか?「墓」を通じて、日本人の死生観が浮き彫りになる一冊。
目次
第1章 墓を選ばなかった人たち(散骨・手元供養)
第2章 無縁社会と墓
第3章 家墓の歴史とご先祖さま
第4章 寺は必ずしも、先祖崇拝に与しない
第5章 生前エンディングプランのすすめ
終章 墓の形、供養の形
著者等紹介
高橋繁行[タカハシシゲユキ]
1954年生まれ。ルポライター。「高橋葬祭研究所」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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