内容説明
幸せな社会生活を送るための大切なスキルとして、“自分の意思を人に伝える”ということがあります。本書では自閉症のある子どもが、こうしたスキルを身につけるためのプログラムを、ステップごとに紹介しています。
目次
第1章 コミュニケーションを身につけるために(自閉症とコミュニケーション;コミュニケーションの発達を促すには;ABAの基本的知識;上手に課題をすすめるためにQ&A)
第2章 コミュニケーションプログラム1(コミュニケーションの基礎;ことばの獲得;文と概念の形成)
第3章 コミュニケーションプログラム2(会話の基礎;上級コミュニケーション)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとう
2
ざっと目を通したのみだけど具体的で良い。必要に応じてまた。2019/04/05
poppo
2
訓練方法が具体的!「お名前は?」や「何歳?」に答えさせる方法とか、「これ何?」を引き出す方法とか、こんなに丁寧に書いてある本はなかなかなさそう。普段から、ただ漫然と話しているのではなく、課題を意識して話しかけようと思いました。今どの段階までできているのかを確認して、少しずつステップを上げていけるように。ただ、「○○って言って」だけじゃ素直に口を開かない息子には難しいなあ、と思う部分もありますが。家庭での実践例も良く、「いちにのさ〜ん」でトランポリンでジャンプは真似してみようと思いました。2014/03/12
もぐ
1
「家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46」をコミュニケーション課題に絞って更にスモールステップで詳しく書かれている本。 椅子に座る、目を合わせる、音声模倣、マッチング、応答など。オウム返しで質問に答えられないと言った困り事にも本書の課題をひとつずつ試していけばどこの段階で躓いているのか知ることができ、できることを増やしていけると思う。2023/03/25
みずたまもよう
1
井上先生の本は まずなにから始めたらいいの?と困ってる初心者に 最初の一歩を踏み出す 背中を押してくれます 2017/10/10
fn23
1
★★★★☆ 家庭での療育の進め方と、コミュニケーションの能力をどう段階的に育てるか、が具体的に示されており素晴らしい。ただこれを家庭で継続するのはかなり大変だなー。2010/08/11