鋼鉄のワルキューレ―ケーニヒスティーガーin WW2東部戦線(オストフロント)

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054040021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

第二次大戦末期の1944年11月、東部戦線の北部ポーランドに配置された少年兵レオンが所属するドイツ軍歩兵師団は、ソビエト戦車軍団の急襲によって壊滅。死の瀬戸際まで追いつめられたレオンを救ったのは、ドイツ最強の重戦車ケーニヒスティーガー中隊を率いる、美貌の女性中尉フリーデだった。一方、ソビエト戦車軍団の撃破王であるヒョードルは、味方戦車の残骸から、この敵が少数ではあっても容易ならざる戦力であることに気づく。フリーデとヒョードル、二人の卓越した戦車指揮官による死闘がここに始まった…。第14回歴史群像大賞最優秀賞受賞作。

著者等紹介

水樹ケイ[ミズキケイ]
学生時代より歴史や戦史の書籍を乱読。2008年、『鋼鉄のワルキューレ ケーニヒスティーガーin WW2東部戦線』で学研・歴史群像大賞最優秀賞を受賞、デビュー。レディース・コミックを描く漫画家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

25
架空戦記とはいえその要素はドイツ軍に女性の戦車兵がいた事と新型高性能ディーゼルエンジンを搭載した機動力溢れるケーニヒスティーガー(ティーガーⅡ)の存在位で、後はほぼ史実通りの状況下で、女性が描いたものとしてはなんて枕詞が失礼なほど血肉湧き踊る戦記物であった。小林源文の劇画と同じような沈着冷静で優秀なる戦車指揮官が、祖国・未来の若者たちを守りながらソ連の攻勢を凌ぎ滅びていく様を情緒たっぷりに描いている。巻末の参考図書の90%以上が共読本で読み友さんになりたいくらい。2017/09/20

7
WWⅡ末期の東部戦線、極寒のポーランド。独ソの死闘が繰り広げられる中、美貌の女性士官率いる独戦車中隊が最前線に投入される。彼女を取り巻く人間模様、ソ連側の好敵手、そして何より各車輌の特性を最大限に活かした対戦車戦術が、死と隣り合わせの日常とともに大胆に描かれてゆく。綺麗事ばかりではない。むしろ血腥い。だが、ページをめくる手が止まるほど、彼らは恐ろしく魅力的だ。2018/01/06

月式

4
作者の好きが詰め込まれたような非常にアダルトで血生臭いレディース&パンツァー&ジェントルメン!独ソ戦も末期で黄昏時の独軍に超有能な金髪碧眼の美女が率いる謎の魔改造(笑)を施したティーガーⅡ重戦車・通称ケーニヒスティーガーの部隊が現れたらとか設定だけでご飯三杯いけそうです♪随伴歩兵と制空権の有無が戦車戦の大前提として大変重要であります!2016/03/06

kan143

2
末期の東部戦線、ブロンドの美女、重戦車と来たら読まん訳にはいかんだろうと。んで、ケーニッヒスティーガー改大活躍ではあるのだけど、戦車だけじゃ戦争はできんと言う所を踏まえて書いてあって結構楽しめる。人物造形はちとありきたりな気もしないでもないけど、これがデビュー作だそうだからいいんじゃないでしょうか。2012/07/18

とろろろ

2
いや凄かった。戦場に生きた様々な人間の姿を見せてくれる。架空戦記モノとしてのエンターテイメント性が高いかな。フリーデとヒョードルの軍略。「英雄としての死」を望むレオン。イルゼ。そしてクラウス。生き残るべき人間が容易く死んでいった時代。 このやり場のない気持ちをどうにかしてほしい。 もともと同人誌らしいけどその詳細がよく分からない。2011/07/13

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