内容説明
２００８年、４０年以上に及ぶユニホームを脱いだ、福岡ソフトバンクホークス、王貞治前監督。その単身福岡での五〇〇〇日あまりを、子供の頃や現役時代の知られざるエピソードとともに綴る。志望校受験失敗で入学した早実時代―、長島茂雄さんに荷造りをしてもらっていた新人時代―、脱税問題や生卵事件、球団身売り、胃がん告白…と、屈辱あり、日本一の栄冠ありのホークス監督時代―。そこからは、誰よりも野球を愛し、誰からも敬愛された素顔が見えてくる。
目次
第１章 もうひとりの王貞治が動き出した
第２章 勝負師―勝利の方程式
第３章 王イズムの継承者小久保裕紀、松中信彦、城島健司
第４章 不意に襲ってくる逆境に
第５章 世界を見据えた野球人としての誇り
第６章 野球魂
エピローグ 「喜怒哀楽」と「誠実」の生涯野球人生
著者等紹介
安枝新〓［ヤスエダシンゴ］
１９６５年、福岡県北九州市生まれ。小倉高では野球部。早稲田大学卒業後、西日本新聞社入社。アマチュア野球、サッカー担当などを経て、プロ野球取材に長く携わる。森、東尾監督時代の西武、長嶋巨人、王ホークス担当を歴任。２００６年よりＴＮＣテレビ西日本の報道系情報番組「土曜ニュースファイルＣＵＢＥ」でスポーツコメンテーターを務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Stair512754
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福岡ドームの公式戦で 絶好のチャンスに打撃好調の吉永 そこでスクイズを指示して 吉永見事にキャッチャーフライ ダイエーが優勝した後 ある番組で王さんのインタビュー 吉永スクイズ失敗の場面について 「あの場にいて 味方チーム、相手チーム スタンドの大勢のファンの方々 テレビを観ていた何万人という人々」 「誰ひとりスクイズを予想しなかったでしょ」 「だからあのサインには今も自信を持っている」 それだけの信念を持ってやってはるんやと知って 目からウロコが落ちる思いをした 2012/11/07
roundmaker
1
野球をやっていた自分の子供の頃のヒーローは王さんだった。みんな一本足打法を真似していた。選手を引退し、監督としての王さんを見ていても、（そして今も）尊敬できる人だ。この本を読んで、改めてすごい人だと実感する。 「報われない努力はない。報われない努力があるとすれば、それはまだ努力とは言えない。」2012/05/16
ちゅん
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王さんの生き方・考え方すべてがリアル日本人だと思う。あんなことあったな、そんなこともあった…王ホークスの歩み、そして苦悩を懐古しながら読み進めた。改めて王さんの偉大さに敬服♪2013/02/11
Zen-zen
1
怒ったファンに生卵を投げられ、アホな経営陣に泣かされ、球団身売りされ、胃癌になり…世界の王さんも幾多の屈辱を乗り越えてきた。もちろんキレイごとばかりじゃないだろうけど、現役時より福岡に来てからの王さんをぼくは尊敬してるし、大好きさ。2012/04/15
としさん
1
小学生の時、怪物王貞治を読んだ気がします。尊敬する人のひとりです。2010/09/18
