内容説明
季節ごとの野菜や魚介などを見事な知恵で味わっていた、江戸時代の食生活。庶民の食卓から武家の膳まで、また屋台や、吉原遊廓、芝居小屋などで、人々がどんな食事を愉しんでいたか、春画を含めた図版、資料を用いて解説。現代日本の食の原風景を浮彫にする一冊。
目次
第1部 江戸の旬・十二ヶ月(江戸の旬菜・旬食;夏の章;秋の章;冬の章;春の章)
第2部 江戸の食生活(江戸の家内食と外食;庶民のおかず;江戸の外食;吉原遊廓での食物;歌舞伎芝居での食事)
著者等紹介
白倉敬彦[シラクラヨシヒコ]
1940年、北海道生まれ。早稲田大学文学部中退。独立の編集者として、長年美術・浮世絵関係の企画・編集に携わり、近年では春画を中心とする執筆も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi
2
歴史や経緯をよく調べているが、なんとなく通説をなぞって羅列している感じだ。文章も上品で、食べ物に対してのいやらしや貪欲さが感じられない。もっと濃い内容を期待していたので、いささか空振りっぽいな・・・2013/08/25
zico
1
江戸の食文化が現在のおかずの基本を築いていること、寿司・鰻・天麩羅はもともと庶民の食べ物だったのが武士も食べ始め高級化されたこと 等面白かった。また、初物や旬を大切にする江戸っ子が羨ましい。2011/08/20
すがし
1
食文化の歴史についてというより、今現在食べられるというか再現できる江戸の名物のレシピという感じ。自分の求めているものとは違ったが、読んで面白く内容のある本である。2010/07/02
かねかね
1
白菜って、江戸時代にはまだ伝わって来てなかったのかぁ。古い野菜だと思ってたので驚いた! など、雑学仕入れもできますね。読んでいると色々と食べたくなります。2010/03/26
海野
0
あとがきを読んだらそもそも食事に興味が薄い人らしい。それを読んで所々に出てくる食事に対する主張が平々凡々としてたのに納得できた2013/04/14
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