学研新書
楽天が巨人に勝つ日―スポーツビジネス下克上

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054037229
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

プロ野球界のみならず、一つの社会的な事件だった―。二〇〇七年一〇月二日、読売ジャイアンツが、五年ぶりにレギュラーシーズンで優勝を決めた。ところが、その試合のテレビ放映がなかったのだ。従来、プロ野球は、ジャイアンツ戦を中心にしたテレビ放映権が、ビジネスの根幹だった。一方、テレビの全国放送が極めて少なかったにも関わらず、東北楽天ゴールデンイーグルスは、初年度から黒字だった。いったい何が、そうさせたのか?スポーツビジネスの裏側から、成功の法則が見えてくる―。

目次

第1章 旧体質が生み出す年間赤字数十億円
第2章 事業経営を徹底させた楽天
第3章 楽天イーグルスはディズニーランドを目指す
第4章 「地元密着」と「健全経営」という終わりなきゴール
第5章 五三億円という重荷を背負った船出
第6章 ホークスと違った形でチームを存続させた浦和レッズ
第7章 四国から野球界を変える
第8章 顧客のことを考えない「業界」への挑戦

著者等紹介

田崎健太[タザキケンタ]
1968年、京都市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、出版社に勤務。1999年退社。野球、サッカー、ハンドボールなどスポーツを中心に、雑誌、テレビ、ラジオなどで幅広く活躍するノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

9
図書館の新書棚で発見、タイトルが今年の日本シリーズのカードそのまんまだったので借りてみた。2008年発行、著者はスポーツを中心に手がけるノンフィクション作家。中身は、従来の放送権に依存したプロ野球の経営モデルに風穴を開ける、00年代中頃の球界の一連の新しい動き(楽天とソフトバンクの新しい経営スタイル、Jリーグをモデルにした四国アイランドリーグの立ち上げなど)を追うといった感じ。スポーツ新聞や雑誌のコラムに毛が生えた程度の内容で、文章も大してうまくないのでわざわざ読む必要はなさそう。2013/10/27

Humbaba

7
スポーツビジネスは,長い歴史を持っている.それだけの歴史を持っているということは,非情に魅力的なコンテンツであるということである.しかし,それは未だすべてを発揮しているわけではない.うまく使っていく事で,よりスポーツの魅力を良き引き出し,ビジネスとしてさらなる発展が期待できる.2012/07/25

ミリオン座

6
目新しい内容ではありませんでした。新興のスポーツチームらしくビジネスモデルを駆使して営業努力を続けています。対象的に既存のチームは腐りきっています。楽天や日ハムが頑張ったところでプロ野球は何も変わらずにこのまま衰退していくことでしょう。2013/05/21

ぽてち

4
6年前の本ですが、日本シリーズで巨人に楽天が勝つ話ではなく赤字球団の経営再建物語でした(笑)。親会社依存で旧態依然とした赤字体質からの脱却を目指した楽天やソフトバンク、マリーンズの地元密着やファンを大事にする姿勢やスタッフの情熱は、なかなか興味深かった。2014/01/21

snakedoctorK

2
ビジネスモデルとして勝つということ。2014/05/28

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