内容説明
昭和20年3月9日―B29・334機がM69焼夷弾を東京に投下。下町は焼け野原となった。空爆の再発を阻止するため、海軍大臣・米内光政は『富嶽』にサイパン・アスリート飛行場への攻撃を依頼。ソ連の原子爆弾投下計画を阻止するため、その製造工場の爆撃に成功した『富嶽』は、1、2号機を失ったものの30ミリ機関砲に加え、55ミリ3連装ロケット弾を新たに搭載した3号機が完成。後続して4、5号機も製造中であった。一方、レイテ沖海戦以降出撃することなく呉軍港に腰を据えていた戦艦『大和』にも、奇襲要請が出ていた。その先はアメリカの母港・パールハーバー。富嶽の援護を受け出撃する大和の前に、超大型巡洋艦『アラスカ』が立ちはだかる。
著者等紹介
胡桃哲[クルミサトシ]
1938年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。テレビを中心に人気脚本家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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