内容説明
天正8年の本願寺降伏、天正10年の甲斐武田覆滅を経て天下布武の仕上げに取りかかった織田信長。日の本の東西に旧勢力撃滅の軍団を派遣するとともに、内部を固めるために家臣団の粛清も断行する。さらに、毛利領にあって小賢しく執拗に蠢く足利義昭を将軍の虚位から放逐せんことをめざし、自らが征夷大将軍の座に就かんと朝廷・公家衆を恫喝し続ける信長。これらの苛烈な行動に脅える朝廷・公家衆、足利義昭、そして織田家の武将たち。そんな家臣らの間を信長への復讐のみを生きる糧とする“ある男”が奔走し包囲網が形成され、信長は絶体絶命の危機に陥った。
著者等紹介
小泉俊一郎[コイズミシュンイチロウ]
1947年、福島県福島市生まれ。山形大学人文学部経済学科卒業後、出版社勤務を経てフリーとなり、出版、放送、広告・広報の分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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