内容説明
織田軍と羽柴軍、総勢十三万人が激突した木曾川の戦い。黒田官兵衛の策略により、滝川一益が討たれ劣勢に陥った織田軍だったが、織田家の後継・三法師が勝長についたと知らしめる真田昌幸の策により形勢逆転、ついに羽柴軍を撃破する。逃げ延びた秀吉は姫路城まで退くことを決意。播磨以外のすべての土地を明け渡し、降伏を申し入れる。しかし時間稼ぎと見破った昌幸は、秀吉を完全に打ち砕くために三ヶ月の休戦とする。再起を計る秀吉、そして密かに野望を抱く徳川家康。魍魎が跋扈する戦国で、若き勝長は勝利を手にすることができるのか。