内容説明
かつては東大合格者数193人、政財界の要人や文化人を多数輩出していた日比谷高校は、1993年、東大合格者わずか1名にまで凋落。この落日の名門校を改革し、再び進学校として立て直したのは、離島や底辺校で辛酸を舐めた「非東大卒」の校長だった!プライドやしがらみに縛られた組織を、劇的に活性化させた学校経営手腕とは。
目次
プロローグ 誰が日比谷を殺したか?
第1章 栄光の日比谷―その成立と日本の公教育行政
第2章 ある教師の誕生と成長
第3章 教育委員会での大仕事
第4章 入試で学校を創り変える
第5章 日比谷奇跡の復活とその本質
エピローグ 日比谷ルネッサンス
著者等紹介
長澤直臣[ナガサワナオオミ]
1948年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。都立高校教諭、東京都立教育研究所、東京都教育庁を経て、2001年都立日比谷高等学校の二十五代校長に着任。改革手腕を発揮し学校群制度で凋落した同校の立て直しに成功する。「平成20年度文部科学大臣教育者表彰」を受賞
鈴木隆祐[スズキリュウスケ]
1966年長野県生まれ。法政大学文学部在学中より雑誌・ムックなどの編集、制作、著述を手がけ、現在は週刊誌などを中心に、教育や流通業など広い意味でのサービス業をテーマに執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ごへいもち
20
読友さんのご紹介本。修猷学館のような同窓会経営の浪人向け補習校は羨ましい。母校のあの授業はそういう予算付けがあったんだなぁと納得したり。開成と戸山は根っこが同じだったとか。いろいろ雑学的知識。私のイメージする新書より個人的エッセイっぽい部分が結構あり。2021/01/04
フィ
0
大半が日比谷高校の歴史と改革に着手した長澤校長の回想であった。ただ日比谷高校の独自入試と改革の実施は2000年からだが、東大合格実績の復権が、学生の質の向上によるものなのか、授業内容等の改革によるものなのか、その要因は良くわからなかった。2013/12/23
Noboru Matsuda
0
都立生の永遠の羨望の的。日比谷はやっぱり公立高校No.1だな。2013/12/09
もとこち
0
学校ではなく、企業再生の本として読むと全く違和感はなかった。JAL再生を果たした稲盛さんに通ずる部分があると感じました。長澤校長は退職されたが、今後の日比谷高校からしばらくは目が離せない。2013/11/11
シゲパパ
0
最近の日比谷高校に近い。2012/12/12
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