学研新書
三種の神器―謎めく天皇家の秘宝

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054034693
  • NDC分類 172.9
  • Cコード C0221

内容説明

伊勢神宮・熱田神宮・皇居に分散されている三種の神器(八咫鏡・草薙剣・八坂瓊曲玉)とは、どのようなものなのか?神話時代から皇室に伝承されてきた、天皇も実見を許されない究極の神宝の実像に迫る。

目次

1章 三種神器の現在と即位の礼(剣璽御動座;宮中三殿;本体と分身 ほか)
2章 三種神器の神話的な背景(神器の出現;神器の降臨;神璽 ほか)
3章 三種神器の歴史的な経緯(天武天皇と草薙剣;神器の継承;焼け出された熱田宝剣 ほか)

著者等紹介

稲田智宏[イナダトモヒロ]
1965年長崎県生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程後期満期単位取得。神道思想や日本神話を中心とした日本文化に関する研究と執筆活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Koichiro Minematsu

24
元号が変わる儀式を最後に控え、改めて読んだ。本体と分身という意味を理解する必要があった。それと、天皇と共に動くものなのか、動かない秘宝なのか。そこにも意味があるということ。伝承のなかにあっての不思議。剣にいたっては日本に3本ある。2019/04/26

軍縮地球市民shinshin

11
2013年に学研M文庫から改訂増補版が出されているらしい。本書は古書店で安く買ったものだからそれを知らなかった。内容は三種神器の『古事記』・『日本書紀』・『古語拾遺』での記述から神代の三種神器の成立について記し、古代を中心とした三種神器にもふれている。記紀では名称も何通りも出てくるし、歴史時代に入っても八咫鏡を奉っている伊勢神宮が火災にあったり、草薙の剣は平家一族とともに壇ノ浦に沈んでしまったので新しく作り直したりと、結構波乱万丈だ。南北朝時代は後醍醐天皇があっちこっちに持って回っていた。つづく。2016/09/22

jjm

4
天皇家ですら実見を許されない神器。見たことがないもの、隠されてるものを知りたいと思うのは人間の性。神代の時代から伝えられる神器が実際に存在するというのは非常に神秘的。それが本当に伝説のものであってもなくても、途中で代替わりしていたとしても。本体と分身(いずれもある意味本物)という考え方も初めて知ったし、明治時代の宮司がこっそり見たという草薙剣の具体的描写も興味深い。2019/02/13

とむ

1
誰も見たことがなく、実在しているのかすら分からないが、日本の伝統を象徴するものとして、後世に伝えていくべきものであろう。2020/04/26

Sara Nagai

0
天皇家に受け継がれるという三種の神器をその出自から書かれていたのがわかりやすくて良かったと思います。三種の神器は書物によってその出自の方法がわかれるのでなんとも言えないようですが、またそこが神秘的で三種の神器の神聖さを引き立てているように思います。個人的には、南北朝の動乱期や壇ノ浦の戦いのあたりの三種の神器の扱われ方について時系列的な説明を入れてもらえれば、もっとわかりやすいように感じたのでは、と思います。2014/01/10

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