内容説明
イエス・キリストは結婚していた!!その妻は、キリスト教の神学で娼婦とされたマグダラのマリアである。では、彼女はなぜ、娼婦として貶められなければならなかったのか。そこには、イエスの母マリアと妻であるマグダラのマリアの間に生じた、嫁と姑の大いなる確執と対立があった。現代聖書学で議論される聖書の記述と解釈の混乱は、彼女たちの相克が原因だったのである。いかにしてイエスは人の子から神の子となったのか。キリスト教成立の謎を解く鍵は彼女たち「マリア」が握っている。
目次
第1章 神の母と娼婦
第2章 虚像の実態
第3章 本当のイエス
第4章 2人の確執
第5章 キリスト教の創始者
第6章 異端のイエス
第7章 イエスの再生
第8章 王と妃
第9章 派閥争い
第10章 妻マリアの追放
終章 そして母マリアの追放
著者等紹介
斎藤忠[サイトウタダシ]
1957年、埼玉県生まれ。早稲田大学政経学部を卒業後、フリーで出版物の制作に携わるかたわら、古代史とキリストの研究を続ける。埼玉県小川町に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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