内容説明
孤独に慣れてしまったカミーユ…彼女は、いつ、どこで、誰と何がきっかけで自分を取り戻すことができるのか。
著者等紹介
ガヴァルダ,アンナ[ガヴァルダ,アンナ][Gavalda,Anna]
パリ郊外、ブローニュ・ビヤンクール生まれ。処女作『Je voudrais que quelqu’un m’attende quelque part(誰かどこかで待っていてくれたら)』は、刊行後クチコミで瞬く間に評判が広がりベストセラーに(邦訳『泣きたい気分』新潮社)。その後も発表する作品はどれも息の長いベストセラーとなる
薜善子[セツヨシコ]
兵庫県西宮市生まれ。関西大学では社会心理学、社会病理学を、パリのH.E.I.(Hautes Etudes internationales)では国際関係学を専攻。パリ在住。英仏日3ヶ国語の会議通訳としてパンを稼ぎながら、翻訳、執筆に活動の場を広げている。06年2月より一児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むらさめ
1
面白いかと言われればそうではないかもしれないけど、じわっと良い話だったなぁと思います。映画化されてるみたいだけど、日本でも見れるのかな?2018/01/03
ほしいもアボカド
1
誰かと一緒にいること。それがすべて。それがいきるということ。2017/06/28
なつみ
1
フィルーとポレット、四人みんなでこのまま過ごして欲しかったのは否めませんが、カミーユが幸せになったのがなによりです。上下巻、長かったですが私は大変楽しめました。人がどのように変わってゆくか、反対に変わらない物事、音楽や絵画、料理、歴史についての芸術、思考、感情、そしてフランスについて…下巻を手に入れてないことが悔やまれます。【図書館】2013/09/12
常磐条(ときわとおる)
1
登場人物の会話のやり取りがとても魅力的でした。登場人物は皆よく「・・・」と言い詰まるのですが、それでかなぜだかこちらの心の速度を緩めさせてくれて、会話文をゆっくりと読んでしまって、、、それがまた魅力的なのです。主人公の女性、カミーユの口調もツボに嵌ってしまいました。自分でも、もう少しゆっくりと話してみたいと思えるような、、、小説にはそれぞれ速さがあると思いますが、これはゆっくりしていて心地よいお話でした。2013/07/25
はな
0
★★★★★2014/01/15