内容説明
バレエとは何か?どこで生まれ、いかにしてバレエとなったか―舞踊評論の第一人者である著者が書き上げた。
目次
第1章 宮廷バレエ
第2章 名手の時代
第3章 ロマンティック・バレエの開花と衰退
第4章 20世紀
著者等紹介
佐々木涼子[ササキリョウコ]
金沢生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京女子大学教授。マルセル・プルースト、舞踏論を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くろすけ
2
フランスバレエ史について、発祥から20世紀までを社会的背景を織り交ぜ説明されています。所々に当時の舞踏評論家のような人が残している記述も紹介され興味深いです。バレエについての解釈が広がりました。2009/12/11
Naoko
1
フランスの宮廷から誕生したバレエの歴史を辿れる本。歴史上の人物や有名な作曲家が登場するので楽しんで読めた。"ロマンティック"という言葉の意味を再認識。日本で定着してしまっている「乙女チック」という意味ではなく、激動の時代に人々の心を揺さぶった芸術思潮。「未知と変化への憧れ、自由と飛翔のエネルギー」だそう。すごく分かりやすい。人気のバレリーナにはライバルがいて、比較されてこそそれぞれの特徴が出るというのが興味深かった。アンドレ・メサジェの登場にびっくり。2014/02/25