内容説明
1944年、アメリカ軍によるB‐29の爆撃で日本は本土を蹂躙され始めていた。マリアナ諸島より帝都に向かって飛来するB‐29の編隊に対するため、日本帝國軍第三の軍隊、帝國防空軍は戦闘機による邀撃命令を発動する。ドイツからの技術提供による最新レーダーの設置、新型高射砲の配備、そして、二式単戦「鍾馗」、三式戦「飛燕」などに混じり、四式単戦「疾風」、「雷電」、四式複戦「牙龍」など、制式化間もない最新鋭機が配備され、日本の技術を集結させた迎撃システムが構策された。制空圏を巡る総力機動戦が、今、幕を開ける。
著者等紹介
荒川佳夫[アラカワヨシオ]
1969年、広島県生まれ。作家を志して、アルバイトのかたわら執筆活動を続ける。『翼持つ龍のように』で第三回歴史群像大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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