出版社内容情報
帝国海軍はミッドウェー海戦の敗北で、最前線をラバウルまで押し戻されたが、建造中の特殊潜水航空母艦「神龍」と艦載ジェット機「橘花」が完成。米太平洋第3艦隊を潰滅させ、司令長官ハルゼー大将を捕虜にし、ここに日米の新たな激突が南太平洋で勃発する!
内容説明
昭和十八年十一月。快進撃を続けていた帝国海軍はミッドウェー海戦の敗北から、反攻体制を整えた米軍に最前線をビスマルク諸島ラバウルまで押し戻された。そんな折、かねてから計画建造中だった特殊潜水航空母艦『神龍』と艦載ジェット機『橘花』が完成し、ラバウルで進行中の「ろ」号作戦に参加するべく内海洋へ進発した。しかし、作戦の失敗で小沢治三郎の第三艦隊は、司令部とともにトラック基地へ撤退させていた。米軍は三〇〇機の攻撃機をトラック諸島を目指して北上させた。この大群を九機の『橘花』で蹴散らすや、『神龍』単艦でトラック諸島七〇〇キロ南東海域を西進中の米太平洋第三艦隊を、九〇センチ加農砲で潰滅させ、司令長官ハルゼー大将を捕虜にする。そして『神龍』の針路はガダルカナル島へ。
著者等紹介
原田治[ハラダオサム]
1969年、愛知県生まれ。大学卒業後、編集者を経て執筆活動に入る。「ミッドウェイ陥落セリ」(コスミック)で戦記作家としてのデビューを飾る
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